海苔の歴史、栄養価、賞味期限など

海苔(のり)は和食に欠かせない食品です。

海苔は、紅藻・緑藻・シアノバクテリア(藍藻)などを含む藻類の総称になります。

日本では古くは「紫菜」・「神仙菜」と呼ばれていました。

日本語の「ノリ」は、“ぬらぬらする”の意味とされる「ヌラ」を語源としています。

水中の岩石に苔のように着生する藻類全般を指しています。

平安時代末期は「甘海苔」といい、アマノリを板海苔に成形した「浅草海苔」が江戸時代以降に広まりました。

藻類を加工した「生海苔」や「板海苔」などは、米飯のおかずや江戸前寿司などで重要な食材になっています。

海苔は日本だけでなく、中国・韓国・イギリス・ニュージーランドでも養殖されています。

 

次に、海苔のことや歴史・海苔の栄養・焼き海苔の選び方・賞味期限・保存方法などの紹介をします。

 

海苔

 

43a45a697bbef864d3e6a60e0dccf6fc_t

 

日本の食卓で食べられている海苔の種類には、生海苔・板海苔・切海苔・刻海苔・味付け海苔などがあります。

日本人にとっての海苔の歴史は古く、日本人にとって身近な海産物の一つとして古くから親しまれています。

古くは奈良時代初期に編纂された「常陸国風土記」に記述されています。

「出雲国風土記」には、「紫菜(むらさきのり)は、楯縫(たてぬひ)の郡(こほり)、尤(もと)も優(まさ)れり」という記述があります。

702年(大宝2年)2月6日に執行された大宝律令では、海苔が租税の対象として記載されています。

710年(和銅3年)に遷都した平城京には、海草類を売る「にぎめだな」(和布店)・海苔や昆布を佃煮のように加工したものを売る「もはだな」(藻葉店)という市場も存在したようです。

日本食に使われる「海苔」では、漉(す)いて紙状に乾燥させた板海苔を利用する事が多いようです。

海苔は初春の季語にもなっています。

「海苔の日」は2月6日です。

次に、海苔の栄養・焼き海苔の選び方・賞味期限・保存方法などを紹介します。

 

海苔の栄養

 

39587f0e61798eba3a1f9a1167f3f0ee_t

 

海苔の歴史は古く、奈良時代初期に編纂された「常陸国風土記」に記述されています。

海苔は栄養成分も豊富に含んでいます。

海苔に含まれている栄養成分はビタミン類・ミネラル類・食物繊維などです。

ビタミン類では、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCなどです。

ビタミンAには、髪の健康を保つ働きや視力の低下を防ぐ働きがあります。

ビタミンB1やビタミンB2は豚肉に多く含まれていることで知られているビタミン類です。

ビタミンB1には糖類をエネルギーに変える働きがあります。

海苔に含まれているビタミンCは熱に強い特徴があります。

板海苔を焼いても栄養素が壊れないので良いですね。

海苔に含まれているミネラル類は、鉄分・カルシウムなどです。

貧血や骨粗しょう症が心配な女性におススメの食品です。

海苔の1/3は食物繊維です。腸内環境の改善に海苔が役立ちます。

次に、焼き海苔の選び方・賞味期限・保存方法などを紹介します。

 

板海苔の賞味期限

 

日本での海苔の歴史は古く、奈良時代には食べられていました。

海苔に含まれている栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などです。

焼き海苔の選び方のポイントは、濃い深緑色・表面の光沢・芳ばしい香りです。

手触りが柔らかで、穴や破れがなく厚さが均一なものを選んでください。

海苔の保存で気を付けることは湿気と温度です。

海苔の保存での大敵は湿気・高温・光です。

海苔を保存する時には、完全密封して冷蔵庫や冷凍庫で保存します。

焼き海苔を購入したら、使う量だけ小分けにして完全密封して保存します。

焼き海苔の一般的な賞味期限は未開封で6ヶ月~1年程度です。