コロッケに小判型と俵型がある理由

コロッケの英語表記は「Potato croquettes」です。

蘭語表記が「Kroket」になります。

コロッケは、茹でて潰したジャガイモやクリームソースに、ひき肉や野菜などを混ぜ合わせて丸めて、衣で包んで油で揚げた西洋料理です。

コロッケは、西洋料理のクロケット(蘭 kroket・仏 croquette)を模倣した日本の洋食になります。

コロッケには、小判型・俵型・丸型・涙型などありますが、どれが好きですか。

日本式のコロッケは、海外に逆輸出されています。

日本国外に逆輸出された日本式のコロッケは日本語のままに「コロッケ」と呼ばれています。

 

次に、コロッケのこと・コロッケに小判型と俵型がある理由・小判型のコロッケ・俵型のコロッケ、などの紹介をします。

 

コロッケ

 

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ジャガイモを主原料としてつくるコロッケは、ヨーロッパ各国にみられる古典的な付け合せ料理になります。

ヨーロッパ各国になるので、コロッケの起源を特定するのは困難です。

日本にコロッケが伝わったのは、明治時代の文明開化の頃だと考えられています。

コロッケは、フランス料理やイギリス料理の一つとして日本に伝わったようです。

コロッケは大きく2つに分けられます。

茹でたジャガイモを潰したもの(マッシュポテト)をベースとする庶民的なポテトコロッケと、ベシャメルソースを用いる洋食屋のクリームコロッケです。

コロッケは潰したジャガイモに、挽肉・みじん切りの炒めタマネギ・魚介類などを混ぜ込んで丸めます。

小判型・俵型・勾玉型などに成形した後に、小麦粉・とき卵・パン粉の順で衣をつけて食用油で揚げます。

中身のソフトな食感と、香ばしい衣との対照感を味わう料理です。

コロッケは、揚げたてのカリッとした仕上がりが美味しいですね。

コロッケ・トンカツ・カレーライスは、大正時代の3大洋食とされています。

コロッケが日本に普及したのは、大正末期から昭和の初めにかけてと考えられています。

家庭料理の定番のコロッケは、今日では精肉店などのお惣菜コーナー・コンビニ・スーパーでも売られています。

コンビニでも人気のポピュラーな料理として広く親しまれています。

ウスターソースのほか、トマトケチャップや醤油などをかけて食べるのが一般的です。

次に、コロッケに小判型と俵型がある理由・小判型のコロッケ・俵型のコロッケ、などの紹介をします。

 

小判型と俵型

 

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コロッケには、小判型・俵型・勾玉型などがあります。

ジャガイモを主材料とするコロッケの形は小判型が主流です。

小判型だと手で持って食べる時も便利ですね。

俵型になっているコロッケには、クリーム系のコロッケがあります。

クリーム系のコロッケが、他のコロッケの様に小判型でなく俵型をしているには理由があります。

クリーム系のコロッケは、小判型にすると型崩れしやすいので俵型になっています。

クリーム系コロッケの中身は、通常のコロッケに比べて水分が多くなっています。

クリーム系コロッケは、多くの水分を含んでいるので、油で揚げると水分が水蒸気になって衣の外に出るときに衣を破きます。

衣が水蒸気の力に耐えきれないで破けると、コロッケの中身が飛び出す可能性があります。

俵型などの丸い表面だと、ムラなく水蒸気の力がかかるので、水蒸気の力が1ヶ所に集まりません。

力の集中で衣が割けるリスクを減らせます。

クリーム系のコロッケには、断面が円形の全体の形が丸い俵型が向いています。

また、クリーム系のコロッケの生地は柔らかいので、小判型に成形するのは難しくなります。

普通タイプのコロッケの形の、小判型・楕円型は成形しにくく俵型の方が作りやすいのです。

 

コロッケのいろいろ

 

クリーム系のコロッケが、小判型ではなく俵型になっているのは、丸め安いこと・型崩れを防ぐためです。

コロッケにはたくさんの種類があります。

・ポテトコロッケ・サツマイモコロッケ・さといもコロッケ・紅芋コロッケ・田芋コロッケ

・ポテトサラダコロッケ・カボチャコロッケ・おからコロッケ・豆腐コロッケ

・メンチコロッケ・クリームコロッケ・ライスコロッケ・ミートコロッケ・エッグコロッケ

・野菜コロッケ・カレーコロッケ・肉じゃがコロッケ・枝豆コロッケ・納豆コロッケ

・ひじきコロッケ・グラタンコロッケ・春雨コロッケ・明太子コロッケなどがあります。