里芋はどんな料理であく抜きが必要?あく抜き方法は?
里芋のあく抜きにはレンジを使った簡単な方法があるそうです。
里芋を上手にあく抜きして美味しく食べませんか。
里芋の原産は東南アジアです。
東南アジアで有名なタロイモ類の仲間でサトイモ科の植物になります。
里芋の食用部分は、茎の地下部分(塊茎)と葉柄になります。
葉柄は芋茎(ズイキ)と呼ばれています。
里芋が日本に伝わったのは縄文後期と考えられています。
野生化したサトイモは、「鳥栖自生芋」・「藪芋」・「ドンガラ」・「弘法芋」など日本各地にあります。
晩夏から秋にかけての旬の里芋は美味しいですね。
現在の日本での主産地は、「千葉県」・「宮崎県」・「鹿児島県」・「福井県」などです。
次に、里芋のあく抜き・皮むき・栄養成分などの紹介をします。
里芋のあく抜き
里芋には灰汁(あく)があるのであく抜きが必要な食材です。
里芋の生はえぐ味・渋みが強くあります。
里芋の灰汁(あく)は、ある種のタンパク質が付着したシュウ酸の針状結晶になります。
えぐ味・渋みは、針状結晶が口腔内に刺さることで起こされると考えられています。
里芋のあく抜きは簡単です。
里芋の灰汁(あく)のえぐ味・渋みは加熱で消去できます。
レンジやお湯などの加熱でタンパク質を変性させれば美味しく食べられます。
里芋の皮むき
里芋のあく抜きは加熱です。
加熱することで灰汁(あく)のえぐ味・渋みを取り除けます。
里芋の皮むきに困ったことはありませんか。
レンジを使うことで里芋の皮むきが簡単になります。
ステップ1・里芋の泥を洗い流します。
ステップ2・耐熱皿に洗った里芋を置いてレンジで3分程度加熱します。
ステップ3・レンジからだしたらザルに入れて冷まします。
少し温かいくらいで皮をむきます。
里芋は熱い状態の方が皮むきは簡単です。
火傷しない程度に冷やしてからも皮はむけるので慌てないで皮むきしてください。
熱い状態の里芋をキッチンペーパーに包んで、皮から実を押し出すようにすればプリッとむけます。
レンジを使った加熱では、里芋を加熱し過ぎないように気を付けてください。
加熱し過ぎると水分が飛んで食べられなくなります。
里芋の栄養成分
里芋の主な栄養成分は「デンプン」です。
「デンプン」を主成分として低カロリーで食物繊維が豊富なのでダイエットにもおススメです。
里芋の独特の「ぬめり」は、「マンナン」・「ムチン」・「ガラクタン」成分です。
「マンナン」は水溶性食物繊維なので便秘改善の働きがあります。
「ムチン」には消化促進の働きがあります。
「ガラクタン」には免疫力向上作用が期待されています。
里芋の薬効には、「腎臓病」・「糖尿病」・「老化防止」・「便秘」・「下痢」・「打ち身」・「ねんざ」・「肩こり」・「やけど」・「虫刺され」などがあるとされています。
里芋を美味しく食べて、「腎臓病」・「糖尿病」・「老化防止」・「便秘」を改善しませんか。