春菊の栄養は生と加熱で違う?妊婦に良い理由とは?

春菊は好きという人と嫌いだという人がハッキリしている食材ですね。

春菊には健康・美容に役立つ栄養成分を豊富に含んでいます。

栄養成分と効能がある春菊を美味しく食べませんか。

春菊は、キク科シュンギク属に分類されます。

春菊の原産地は地中海沿岸だと考えられています。

春に花が咲き、葉の形が菊(キク)に似ているので春菊と呼ばれています。

関西では、香りと葉や花の形から菊菜(きくな)とも呼ばれています。

新菊(しんぎく)と表記されることもあります。

四国や九州では、葉に切れ込みの少ない大葉(おおば)が栽培されます。

大葉種の特徴は、・香りが弱い・葉の切れ込みが少ない・葉が肉厚・柔らかで味にクセが無いなどがあります。

関東・関西地域では、切れ込みのある中葉(ちゅうば)が栽培されます。

中葉種の特徴は、香りが強い・葉の切れ込みが大葉種と小葉種の間です。

中葉には、株立ち型と株張り型とがあります。

中大葉種もあります。

中大葉種の特徴は、中葉系と大葉系の両方の特徴があります。

奈良県北部の農家が受け継いできた品種です。

奈良県で栽培されるものは市場で「大和きくな」と呼ばれています。

小葉種もあります。

小葉種は、葉の切れ込みが深く香りが強いのが特徴です。

小葉種はあまり栽培されていません。

 

次に、春菊の栄養・春菊の栄養は生と加熱で違う?・春菊は妊婦さんにもおススメ・春菊の旬・選び方・保存などの紹介をします。

 

春菊の栄養

 

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春菊の栄養成分は豊富です。

春菊の栄養成分は、βカロテン・ビタミン類・ミネラル類・クロロフィル・ペリルアルデヒドなどです。

βカロテンは、小松菜やほうれん草などと同じくらい含まれています。

βカロテンには抗酸化作用があるのでガン予防に役立ちます。

βカロテンは体内でビタミンAに変化して役立ちます。

ビタミン類では、ビタミンC・葉酸などが含まれています。

ビタミンCには抗酸化作用があるのでアンチエイジングに役立ちます。

風邪の予防や皮膚の健康維持にも役立ちます。

葉酸は赤血球をつくりに役立つ栄養素です。

葉酸には成長を促す効果があるので、妊娠初期の女性に大切な成分です。

ミネラル類はカルシウムや鉄分です。

カルシウムは骨を作るのに欠かせない成分です。

骨粗鬆症の予防に大切な成分です。

鉄分は赤血球を作る成分で、貧血予防や疲労回復に役立ちます。

クロロフィルは葉緑素のことです。

コレステロールやダイオキシンを、体内から排出する働きがあります。

ペリルアルデヒド(香りの成分)には、胃腸の調子を整える・自律神経サポート・痰や咳の鎮静化などの働きがあります。

春菊の栄養成分は短時間であれば加熱調理してもOKです。

加熱する時には15~20秒程度にします。

クロロフィルなどは熱に強いですが、加熱に弱いビタミン類もあるので加熱調理は短時間にします。

 

春菊が妊婦や風邪予防によい理由

 

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春菊の栄養成分は、βカロテン・ビタミン類・ミネラル類・クロロフィル・ペリルアルデヒドなどです。

春菊の栄養成分には加熱に弱いビタミン類もあるので、短時間の加熱料理にしてください。

春菊が妊婦さんや風邪予防に良いのは、おススメのビタミン類やミネラル類を含んでいるからです。

春菊に含まれている葉酸には成長を促す働きがあります。

葉酸は妊娠初期の女性に大切な成分です。

ビタミンCは風邪予防に役立ちます。

 

春菊の旬・選び方・保存

 

春菊の栄養成分を効率よく摂取して健康・美容に役立ててください。春菊の栄養成分の中には加熱に弱いビタミン類もあるので、短時間の加熱調理にしてください。

春菊の旬は11~3月になります。

春菊を八百屋さんやスーパーで選ぶときには、葉がピンと張って緑色が濃くたくさんの枝葉があるものにしてください。

味にクセがないのは、葉の切れ込みが浅い大きな葉の種類をおススメします。

葉の切れ込みが大きいものは、強い香りや苦みを味わえます。

春菊を保存する時には、冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存します。

保存する前に、湿らせた新聞やキッチンタオルに包んでビニール・ポリ袋などに入れます。