小松菜の栄養を逃がさない茹で方。生では食べれない?
小松菜(コマツナ)はアブラナ科の野菜で、別名には「冬菜(フユナ)」・「鶯菜(ウグイスナ)」などがあります。
小松菜は、野沢菜やチンゲンサイなどのアブラナ科の一種になります。
江戸時代初期に、現在の東京都江戸川区小松川付近で栽培が始まったと考えられています。
関東地方では古くから親しまれた野菜です。
関東での生産地は、東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県といった東京近郊が多いようです。
東京都では、栽培の始まった江戸川区以外の葛飾区・足立区・八王子市・武蔵村山市・町田市・府中市・立川市などで盛んに生産されています。
現在では関西圏や九州でも生産されています。
大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県などの日本各地の大都市近郊での生産が多いようです。
最近は、病害虫防除・安定生産のため、夏と冬を中心に無加温ハウスでの栽培も増えています。
小松菜は周年栽培されています。
次に、小松菜の選び方と保存方法・小松菜の茹で方・小松菜の栄養は加熱で失われる?・小松菜の生食はダメなの?などの紹介をします。
小松菜の選び方と保存方法
小松菜の選ぶポイントは、葉・株・根になります。
葉は大きく厚くて、濃い緑のものを選びます。
葉にハリがあって、葉先がピンとしているものが新鮮です。
大ぶりのシッカリした株で、根が長いのは美味しい小松菜です。
小松菜は傷みやすい野菜です。
デリケートで傷みやすい野菜なので、購入したらできるだけ早く食べるのが良いですね。
保存方法は冷蔵保存になります。
湿らせた新聞紙やキッチンタオルに包んで、ビニールやポリ袋に入れて密封して乾燥を防いでから冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
冷蔵庫の野菜室での冷蔵保存の賞味期限は2~3日です。
長期保存を考える時には、固めに茹でて冷凍保存します。
次に、小松菜の茹で方・小松菜の栄養は加熱で失われる?・小松菜の生食はダメなの?などの紹介をします。
小松菜の茹で方
小松菜をおひたしや和え物で食べる茹で方のステップを紹介します。
ステップ1-根の付け根の部分の砂や土を流水でシッカリ洗い流します。
ステップ2-大きめの鍋の水に対して2%程度の塩を加えて沸騰させます。
水1リットルに大さじ1杯の塩です。
ステップ3-根元部分を先に15秒ほど熱湯に浸けて茹でます。
茹でてから切ります。
切らない方が茹でやすくて余分栄養が流出しません。
水気を絞るにも楽ですね。
ステップ4-根元から軸の部分が柔らかくなって曲がったら葉の部分を全て茹でます。
箸で軽く混ぜながら30秒程茹でます。
ステップ5-30秒程度たったらスグに冷水にとりすすいで一気に熱をとって色止めします。
小松菜の栄養成分のビタミンCなどは下茹でなどのお湯での加熱で失われます。
小松菜に含まれているビタミンCはお湯で加熱すれば溶け出してしまいますが蒸せばOKです。
次に、小松菜の生食はダメなの?の紹介をします。
小松菜の生食はダメなの?
小松菜の上手な茹で方を知っていれば旬の美味しい野菜を楽しめます。
小松菜の栄養成分のビタミンCはお湯で加熱すれば失われます。
お湯で下茹ですると小松菜に含まれているビタミンCが大きく失われます。
小松菜の生食はダメなのでしょうか?
小松菜には硝酸態窒素という有害物質が含まれています。
硝酸態窒素は発がん・血液障害の原因になるとされています。
ヨーロッパのEUでは硝酸態窒素の制限値が決められていますが、日本ではまだ決められていません。
生食用の小松菜以外は下茹でをした方が無難です。