銀杏の下処理の方法と美味しい食べ方

銀杏(ぎんなん)は正しく下処理すればスグに調理利用できます。

銀杏のいろいろな食べ方を知っていると秋の旬を楽しめます。

銀杏はイチョウの種子です。

イチョウは裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する裸子植物になります。

イチョウは「銀杏」・「公孫樹」・「鴨脚樹」とも呼ばれます。

イチョウは街路樹などで普通に見かける樹木ですが、世界古来の樹木の一つとして有名です。

イチョウは、生きている化石としてレッドリストの絶滅危惧ⅠB類に指定されています。

種子の銀杏(ぎんなん)は食用として流通していますが、中毒を起こす食材なので食べるときには一定の配慮が必要です。

 

次に、銀杏のこと・銀杏の下処理・銀杏の食べ方などの紹介をします。

 

銀杏

 

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イチョウの種子の銀杏(ぎんなん)は、殻を割って中の仁を調理して食べます。

仁は直径1.5cmセンチメートル前後のラグビーボール形状をしています。

熱すると半透明の鮮やかな緑色になります。

茶碗蒸しや酒の肴として人気があります。

銀杏(ぎんなん)のモチモチとした食感と独特の歯ごたえは人気があります。

只、独特の苦味と臭気があるので苦手な人もいるようです。

銀杏の栽培品種には、大粒晩生の「藤九郎」・大粒中生の「久寿(久治)」・大粒早生の「喜平」・中粒早生の「金兵衛」・中粒中生の「栄神」などがあります。

銀杏を食べるとまれに痙攣などを引き起こすことがあります。

大人の場合は、かなりの数を摂取しなければ問題はありませんが、人によっては5~6粒/日程度でも中毒になることがあるので注意が必要です。

銀杏中毒の約70%は5歳未満の小児なので注意が必要です。

次に、銀杏の下処理や銀杏の美味しい食べ方などの紹介をします。

 

銀杏の下処理

 

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銀杏の下処理を紹介します。

銀杏は臭気が強いので、拾うときにはゴム手袋が必須です。

ポリ袋は3枚用意すると便利です。

銀杏拾い用・銀杏の外皮入れ用・銀杏入れ用の3枚です。

ステップ1・拾った銀杏を入れたポリ袋を両手で挟んでゴロゴロして外皮を取り除きます。

ステップ2・銀杏を入れたペットボトルに水を半分入れて蓋をしてから上下に振ります。

水を入れ替えながら繰り返すと銀杏がキレイになります。

ステップ3・キレイになった銀杏を天日干しします。

銀杏の表面が白くなるまで天日で2~3日乾かします。

銀杏の表面が乾いて白くなったら下処理は終了です。

次は、銀杏の美味しい食べ方を紹介します。

 

銀杏の美味しい食べ方

 

銀杏が白く乾燥すれば下処理は完成です。

次に、銀杏の簡単で美味しい食べ方を紹介します。

レンジでチンするだけの簡単調理で美味しく食べられます。

家にある茶封筒に入れて口を閉じて、レンジ(500~600W)で1分~1分半チンするだけです。

レンジでチンする前に、銀杏の殻に“ヒビ”を入れるのがポイントです。

銀杏の殻が割れていないと“爆発”します。

銀杏の殻に“ひび”を入れる道具は、ペンチ・かなづち・包丁の柄などが便利です。

フライパンで炒っても美味しく食べられます。

殻に“ヒビ”を入れた銀杏をフライパンに入れて、中火でコロコロ転がしながら炒るだけです。