プラム、すももの栄養価、食べ方、保存方法。冷凍はできる?
プラムはスモモ亜属(スモモあぞく)のことです。
スモモ亜属には、スモモ・ウメ・アンズなどが含まれます。
スモモ亜属とその他の亜属(モモ・サクランボ・エゾノウワミズザクラなど)とは、群生していない・花が短い軸の先に1~5個のグループになる・実の側面に一本の溝がある・種が滑らかであることで区別されます。
プラム(スモモ亜属)は3つの節に分かれます。
オールドワールドプラム・ニューワールドプラム・アプリコットです。
オールドワールドプラムは、芽の葉が内向きに巻いています。
花は1~3個が固まって、実は滑らかでしばしば蝋を吹いています。
ニューワールドプラムは、芽の葉が内向きに巻いています。
花は3~5個が固まって、実は滑らかでしばしば蝋を吹いています。
アプリコットの芽の葉は内向きに巻いています。
花の軸はとても短く、実はベルベット状になっています。
プラムには幅広い様々な色と大きさがあります。
硬い果肉・黄色の果肉・白色の果肉・緑色の果肉・赤い果肉があります。
皮にもさまざまな色があります。
プラムの絞り汁は発酵してプラム酒にされることがあります。
プラムの絞り汁を発酵させたものを蒸留し樽に詰めて熟成すると、スリヴォヴィッツと呼ばれるブランデーになります。
次に、プラムの栄養価・プラムの常温保存方法・完熟の方法などの紹介をします。
プラムの栄養価
プラムの栄養価は豊富です。
ビタミン類・ミネラル類・抗酸化成分・骨形成成分・食物繊維が含まれています。
プラムに含まれているビタミン類は、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEになります。
ビタミンAは皮膚と粘膜を健康に保ちます。
ビタミンCはコラーゲン生成など美容と健康に役立ちます。
ビタミンEはアンチエイジングに役立ちます。
ビタミンB群は、補酵素として代謝をサポートします。
プルーンに含まれているミネラル類は鉄分・カリウム・マグネシウム・カルシウム・銅・マンガン・亜鉛などです。
鉄分が体内に酸素を運び貧血を予防します。
カリウムが血圧を下げ心臓や筋肉の機能調整をマグネシウムが、循環器の健康を守り筋肉の収縮、神経の興奮調整をサポートします。
カルシウムが骨や歯を作ります。
銅がヘモグロビンの合成に役立ちます。
マンガンが発育促進と生殖作用に働きます。
亜鉛が皮膚や骨格の発育・維持をサポートし味覚を正常に保ちます。
プラムに含まれている抗酸化物質はネオクロロゲン酸です。
LDLコレステロールの酸化を阻止します。
プラムには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれています。
悪玉コレステロール減や腸内環境改善に役立ちます。
次に、プラムの常温保存方法を紹介します。
プラムの常温保存方法
プラムの栄養価は豊富です。
プラムの保存方法には常温保存がおススメです。
もぎたてのプラムは新鮮ですが酸っぱすぎますね。
酸っぱいプラムが好きな人は、もぎたてを食べてみてください。
酸味が強いプラムの採りたては酸っぱくて食べるのが大変です。
プラムは追熟すると酸味が抜け美味しさが引き立つ果物です。
生プラムを常温で保存しながら表皮にシワが寄るまで追熟させてから完熟で美味しく食べる方法もあります。
生プラムは購入してから1週間程度、常温保存させて表皮にシワが出来るまで完熟を待ってから食べると美味しいですよ。
常温保存の場所は、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所になります。
プラムは完熟が美味しい
プラムは栄養価が豊富な美味しい果物です。
プラムの保存方法では常温保存での完熟をおススメします。
生プラムを美味しく食べるための基本は完熟です。
「食べ頃の完熟まで」常温で保存してください。
完熟の見極め方法は、基本的にプラムの皮にシワが寄るまでジッと待つことです。
表皮にシワが見られたら完熟したと考えられます。
スーパーや八百屋さんで購入したら、スグに冷蔵庫に入れないで常温保存してください。
生プラムを見えるようにして常温保存します。
シワが確認できるまで観察しながら保存してください。
シワの程度は押して柔らかさが感じる程度になります。
常温保存期間は、新鮮な状態から1週間~10日が目安です。
完熟すると、プラム特有の酸味が弱くなり甘さが感じられるようになります。
香りもでてきますから良く観察して食べ頃を試してください。