わらび餅のカロリー、炭水化物、脂質はどれくらい?
夏の美味しいお菓子にわらび餅があります。
クリームたっぷりの洋菓子や、甘いあんこたっぷりのお饅頭に比べればシンプルなお菓子です。
餡子たっぷりのお饅頭と比べるとカロリーも少なそうなので、ダイエット中の甘みに愛用している女性も多いようです。
わらび餅のカロリーはダイエット向きなのでしょうか。
わらび餅のカロリー・炭水化物・糖質を確認しませんか。
わらび餅には脂質は含まれていないのでしょうか。
わらび餅は醍醐天皇が好物だったそうです。
わらび餅は凶作に見舞われた[農家]の非常食でもあったという言い伝えもあります。
わらび餅は東海道の日坂宿の名物としても知られています。
奈良県はわらび粉の名産地なので、奈良や近くの京都ではわらび餅の名店が数多く残っています。
京都では餡入りのわらび餅が古くから親しまれてきました。
夏のイメージが強いわらび餅ですが、和菓子店で売られている本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅は保存に向いていません。
本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅は、夏の間は販売されていないことがあります。
次に、わらび餅のこと・わらび餅のカロリーやわらび餅の炭水化物や糖質・わらび餅には脂質はあるの等を紹介します。
わらび餅
わらび餅の原料になる「わらび粉」はワラビの地下茎を叩きほぐして洗い出して精製したデンプンになります。
クズの肥大した根から得られるデンプンの葛粉以上に「わらび粉」の採取や製造には手間がかかります。
「わらび粉」つくりは手間がかかるので、現在では製造者が非常に少なくなっています。
「わらび粉」を全て手作業でした場合は、10kgのわらび根から70gほどしか抽出されません。
現在スーパーなどで一般的に売られているわらび餅は、わらび粉の代わりにサツマイモやタピオカから取られたデンプン、あるいは葛粉を主材料にして製造したものがほとんどです。
現在は、本物の「わらび粉」だけで作ったわらびもちは希少な高級品となっています。
本来のわらび粉だけのわらび餅は茶色がかっています。
また、本蕨を使ったわらび餅は冷蔵庫で冷やすと固くなったり色が変わってしまうため注意が必要です。
次に、市販のわらび餅のカロリーやわらび餅の炭水化物・糖質・わらび餅の脂質などの紹介をします。
わらび餅のカロリーと炭水化物(糖質)
本蕨から作られたわらび餅は希少な高級品なのでスーパーでは売られていません。
スーパーや普通のお菓子屋さんで購入できるほとんどのわらび餅はわらび粉から作られてはいません。
多くは、わらび粉の代わりにサツマイモやタピオカから取られたデンプンを使って製造しています。
スーパーや普通のお菓子屋さんで購入できる約50gのわらび餅のカロリー・わらび餅の炭水化物(糖質)量を紹介します。
さつまいもデンプンを使ったわらび餅の、カロリーは166Kcal・糖質量41gです。
じゃがいもデンプンを使ったわらび餅の、カロリーは165Kcal・糖質量40.8gです。
タピオカデンプンを使ったわらび餅の、カロリーは173kcal・糖質量42.7gです。
わらび餅に砂糖が加わっていたり、食べるときに黒蜜をかけることでカロリーと糖質量はアップします。
ダイエット中の人はわらび餅を食べるときにはカロリー・糖質量に注意したほうが良さそうです。
次に、わらび餅の脂質量の紹介をします。
わらび餅の脂質
わらび餅のカロリーは使われているデンプンの違いによって大きな差はありません。
わらび餅の炭水化物(糖質)の量も大きな違いはないようです。
わらび餅にも若干の脂質は含まれています。
わらび餅粉100gのカロリーは、製品によって若干の差はありますが一般的に332Kcal・タンパク質0.1g・脂質0.2g・炭水化物82gになります。
さつまいもデンプンの場合もわらび餅粉と違いはありません。