クレソンの旬の時期、種類、カロリー、糖質
クレソンはヨーロッパ原産の緑黄色野菜です。
アブラナ科のクレソンの別名には、オランダガラシ(和蘭芥子)・ミズガラシなどがあります。
クレソンの繁殖力は高く、日本各地の水中や湿地に群れて自生しているのを見られます。
明治の初め頃にクレソンの栽培が行われましたが、野生化して全国へ広がりました。
ワサビと同じくクレソンは、小川や湧き水といったキレイな水が流れている所で繁殖します。
次に、クレソンの種類・クレソンのカロリーや糖質・クレソンの旬などを紹介します。
クレソンの種類
クレソンはトンネル栽培などによって周年栽培されています。
スーパーマーケットや八百屋さんには、一年中青々としたクレソンが並んでいます。
主なクレソンの種類は3つです。
「クレソン」・「サラダクレソン」・「ヤソゼリ」になります。
「クレソン」は、通年で購入できるので家庭の食卓でもお馴染みの野菜です。
西洋ゼリとも呼ばれるクレソンは、肉料理の付け合わせだけでなく、サラダ・お浸し・天ぷらなどでも美味しく食べられます。
「サラダクレソン」は、水耕栽培されたサラダ用のクレソンになります。
サラダクレソンは、茎まで柔らかいので生食に適しています。
「ヤソゼリ」の漢字表記は「耶蘇芹」です。
ヤソゼリ(耶蘇芹)は、隠れキリシタンの里の湧き水で自生しています。
ヤソゼリ(耶蘇芹)が自生しているのは、大分県の湯布院町・九重町・久住町・直入町地域の山間寒冷地になります。
美味しいクレソンは、葉の先までピンとハリがあるものです。
香りの強さとみずみずしい葉が新鮮です。
次に、クレソンのカロリーや糖質・クレソンの旬などの紹介をします。
クレソンのカロリー・糖質量
クレソンの種類には、「クレソン」・「サラダクレソン」・「ヤソゼリ」などがあります。
クレソンのカロリーは100g当たり15Kcalです。
野菜の平均カロリーは約36Kcalとされているので、クレソンのカロリーは野菜の中ではやや低くなりますね。
クレソン1本分の重さを約5gとすれば、クレソン1本分のカロリーは0.8Kcalになります。
クレソンと同じくらいのカロリーの野菜には、セロリやラディッシュがあります。
クレソンの100g当たりの糖質は0gです。
クレソンの炭水化物量は100g当たり2.5gですが、食物繊維量が2.5gなので、差し引いた糖質量は0gです。
クレソンのように糖質を含まない野菜には、バジル・つくし、などがあります。
糖質を含まないクレソンは、他の野菜と組み合わせたり、糖質の多い食品と合わせて美味しく食べてください。
次に、クレソンの旬などの紹介をします。
クレソンの旬
クレソン 種類 クレソンのカロリーは100g当たり15Kcalで糖質量は0gです。
クレソンの旬は3~5月の春季になります。
クレソンは年間を通して出回っていますが、旬の時期のクレソンは柔らかくて色鮮やかで美味しいです。
スーパーマーケットの野菜売り場や八百屋さんなど、流通しているクレソンの多くは栽培されたものです。
天然もののクレソンは、初夏を過ぎると茎が太く硬くなってしまいます。
クレソンだけでなく、春季に旬を迎える、キャベツ・玉ねぎ・ニラ・かぶ、などの野菜は柔らかくて美味しいですね。
クレソンにはシニグリンという辛み成分が含まれています。
シニグリンには、抗菌及び食欲増進効果があります。
肉料理の付け合わせとしてクレソンが使われることが多いようです。
生活習慣病の予防効果があるβ―カロテンやカリウムなどのミネラル類が豊富なクレソンを、美容と健康に役立ててください。