かぼすの保存方法。常温、冷蔵、冷凍はできる?
かぼすの保存方法を知っていれば、薬味として重宝します。
かぼす(香母酢)は、ミカン科の常緑広葉樹の柑橘類です。
大分県臼杵市内には樹齢300年と言われた古木がありました。
現在も樹齢200年前後のかぼす(香母酢)の古木が残っています。
大分県外には樹齢200年のかぼす(香母酢)の古木はないため、大分県原産とする説があります。
かぼす(香母酢)という名の由来は明らかではありません。
かぼす(香母酢)はユズの近縁種で枝には鋭い刺があります。
果実は緑色のうちに収穫し、果肉は黄白色で酸味が強く多汁な特徴があります。
スダチ等と混同されますが、外観からも容易に区別可能です。
かぼす(香母酢)の果実は100~150gですが、スダチは30~40gです。
かぼす(香母酢)は料理の薬味として使われます。
果汁の酸味と独特の香りは、刺身・焼き魚・鍋料理のポン酢・酢の物等に使われています。
主産地の大分県では、味噌汁・麺類・焼酎などに果汁の風味を使っています。
大分県には、かぼす(香母酢)の果汁や果肉を用いた、調味料・ジュース・清涼飲料水・氷菓・スナック菓子・和菓子・洋菓子・酒類等の加工品もあります。
次に、かぼすの常温・冷蔵・冷凍保存方法の紹介をします。
かぼすの保存方法
かぼす(香母酢)の保存方法には常温保存・冷蔵保存・冷凍保存が考えられます。
かぼす(香母酢)は酸味と独特の香りを楽しむ柑橘類です。
常温保存をすると急激に劣化して独特の香りが失われます。
かぼす(香母酢)を保存するなら冷蔵保存をおススメします。
かぼすの冷蔵保存方法
かぼす(香母酢)の保存方法には冷蔵保存があります。
冷蔵保存する時には、黒いビニール袋に鮮度保持剤と一緒にかぼす(香母酢)を入れて冷蔵庫の野菜室に保存します。
色が黒い袋は光を通さないので劣化のスピードを遅らせられます。
かぼす(香母酢)は、酸味と独特の香りが特徴の柑橘類なので少しでも新しいうちに使ってください。
冷蔵保存した場合のかぼす(香母酢)の保存期間(賞味期限)は約2週間です。
かぼすの冷凍保存方法
かぼす(香母酢)の保存方法には冷凍保存があります。
長期保存したい場合には冷凍保存をおススメします。
鮮度が良いうちに冷凍保存すれば酸味・香りが残りやすくなります。
カットしないで丸のまま冷凍保存用の袋に入れて空気を抜いて冷凍庫で保存します。
冷凍保存したかぼす(香母酢)は自然解凍して使います。
果汁を絞りやすくなるのでかぼす(香母酢)は冷凍保存が向いているようです。
冷凍保存したかぼす(香母酢)の保存期間(賞味期限)は約3~4ヶ月になります。