ポンカンの保存方法。常温、冷蔵、冷凍はできる?
ポンカンの保存方法を知っていれば美味しい柑橘類を長く楽しめます。
ポンカンはミカン科の柑橘類になります。
漢字では「椪柑」・「凸柑」と書きます。
原産地はインドのスンタラ地方とされています。
栽培しているのは、東南アジア諸国・中国南部・台湾南部・日本・ブラジルの一部などです。
日本に伝わったのは明治中期頃とされています。
日本での主産地は熊本県・鹿児島県・宮崎県・愛媛県・高知県などです。
完熟すれば独特の芳香を発して橙色になります。
「みかん」のように外皮はむきやすく、果肉を包む内皮は柔らかいので袋のまま食べられます。
1個の重さは120~150gで旬は12~2月になります。
ポンカンの品種には2つの系統があります。
・腰高の大きな果実の高しょう系と、やや扁平の小さな果実で種の少ない低しょう系です。
高しょう系ポンカンには、吉田ポンカン・今津ポンカン・薩州ポンカンなどがあります。
低しょう系ポンカンには、太田ポンカン・森田ポンカン・興春ポンカンがあります。
ポンカンの雑種には、「ポンカン」と「ネーブルオレンジ」が合わさった「タンカン」があります。
「タンカン」は「デコポン」の親とされています。
次に、ポンカンの常温・冷蔵・冷凍保存方法を紹介します。
ポンカンの保存方法
ポンカンの保存方法には常温・冷蔵・冷凍保存があります。
ポンカンを段ボールにもらっても食べきれなくで捨ててしまうことがあります。
ポンカンは基本的に常温保存です。
段ボールに重ねて入れたままにしておくと、乾燥やカビで劣化して食べられなくなります。
スーパーのカゴなどに入れ替えて、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所にします。
段ボール箱のポンカン
段ボール箱に入れてあるポンカンの常温保存方法のポイントを紹介します。
段ボール箱は風通しの良い冷暗所に置きます。
段ボールからポンカンを出して時々、重なっている下の果実を上に入れ替えましょう。
段ボール入れたポンカンの多くは下からカビが生えます。
乾燥防止のためには、段ボール箱の下に新聞紙を敷きます。
段ボールの蓋は閉めないで新聞紙をかぶせます。
段ボール箱の底の方は通気性が悪いので傷みやすくなります。
スーパーの買い物かごのような網目の入れ物に入れ替えると通気性が保たれてカビの発生を予防できます。
ポンカンの常温での保存期間(賞味期限)は2~4週間です。
ポンカンの冷蔵・冷凍保存方法
ポンカンの保存方法には、冷蔵保存・冷凍保存があります。
冷蔵保存はカビの発生予防には適していますが、乾燥して酸っぱくなるデメリットがあります。
冬季であれば上手に常温保存した方が美味しく食べ続けられます。
冷蔵庫の野菜室で冷蔵保存する時には、乾燥対策として個々に新聞紙で包んでビニール袋に入れて保存します。
冷蔵庫での保存期間(賞味期限)は2~4週間です。
ポンカンを冷凍保存すれば、市販の冷凍ミカンのようになります。
皮付きのまま冷蔵保存・皮をむいて冷蔵保存・一房ずつ冷凍保存する方法があります。
冷凍保存する時には、個々に金属トレイに並べて冷凍したのちに水につけて再度金属トレイの上で凍らせます。
その後、フリーザーバックに入れて空気を抜いて冷凍保存します。
冷凍保存したポンカンの保存期間(賞味期限)は1~3ヶ月程度です。