粉ミルクの保存方法。冷凍、冷蔵保存はできる?
粉ミルクの保存方法を知っていれば、赤ちゃんに安全なミルクを与えられます。
粉ミルクは粉乳(ふんにゅう)とも呼ばれる乳製品になります。
生乳の水分をほとんど除去して粉末にした加工食品です。
粉ミルク(粉乳)の原料は、ウシ科の動物の乳になります。
一般的な粉ミルクの原料はウシの乳(牛乳)を原料としています。
粉乳の中には、ウシ科の水牛・ヤギ・羊などの乳を原料にするものも製造されています。
牛乳を粉末にしたものだけではなく、粉末豆乳なども粉ミルクになります。
粉ミルク(粉乳)には、全粉乳・脱脂粉乳・調整粉乳・乳幼児調整粉乳・妊産婦授乳婦用粉乳などがあります。
0~9ヶ月の赤ちゃんへの授乳目的の粉ミルク(粉乳)は乳幼児用調整粉乳になります。
次に、粉ミルクや粉ミルク(粉乳)の保存方法の紹介をします。
赤ちゃんの粉ミルク
粉ミルクや粉ミルク(粉乳)の保存方法を知っていれば、安心してミルクを上げられます。
赤ちゃん用の粉ミルク(粉乳)は乳幼児調整粉乳と呼ばれます。
乳児用調製粉乳の原料は、牛乳から乳脂肪を取り除いた脱脂粉乳になります。
脱脂粉乳に赤ちゃんの発育や免疫調整に必要な各種栄養素が配合されています。
乳児用調製粉乳に含まれているのは、乳糖・乳精パウダー・調整油脂などを主原料に、ビタミン類・カルシウム・マグネシウム・カリウム・銅・亜鉛・鉄などのミネラル類・母乳オリゴ糖・タウリン・シアル酸・β―カロテン・γ―リノレン酸・ドコサヘキサエン酸・ヌクレオチドまたはRNA等の核酸関連物質・ポリアミンなどになります。
粉ミルク(粉乳)の保存方法
赤ちゃん用の粉ミルク(粉乳)の正しい保存方法を知っていますか。
保存方法には、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。次に、常温保存の場合を紹介します。
赤ちゃん用の粉ミルクは缶に入っているものが一般的です。
粉ミルクの缶を開封したら、使用後はしっかりと蓋を閉めて密封します。
栄養たっぷりの粉ミルクは雑菌が繁殖しやすいので注意してください。
常温保存の場合は、直射日光の当たらない風通しの良い涼しい冷暗所に保管してください。
粉ミルクに直接空気が触れる保管法だと、空気中の雑菌が繁殖します。
赤ちゃんの体内に雑菌が入り込まないように、雑菌の繁殖を防ぐ保管に気を付けてください。
冷蔵保存と冷凍保存
粉ミルクの保存方法では冷蔵保存と冷凍保存が考えられます。
食物の保存場所では冷蔵庫が適切なように考えられます。
冷蔵庫保存に粉物を保存すると湿気を帯びやすくなります。
粉のままの粉ミルクは粉の中でも湿気を帯びやすいので注意してください。
冷蔵庫からの出し入れで粉ミルクに水分が吸着します。
粉ミルクに水分が付着するとカビが発生します。
カビやダニが発生した粉ミルクを摂取してアレルギーを発症した赤ちゃんの例もあります。
粉ミルクを冷蔵庫への保管はやめましょう。
冷凍庫に保存すればカビやダニの発生は予防できますが、1回分ごとの小分けやミルクの温度調整などが難しくなるので現実的ではありません。