ムース、ババロア、パンナコッタの違いと名前の由来
ムース・ババロア・パンナコッタの違いを知っていますか。
ムース・ババロア・パンナコッタは見た目と食感が似ているスイーツですが、材料と食感が違うようです。
次に、ムース・ババロア・パンナコッタの違いを紹介します。
ムース
ムース・ババロア・パンナコッタの違いを知るために、ムースの概要を紹介します。
ムースはフランス語になります。
ムースは鶏卵とクリームで作られるクリーミーなスーツになります。
ムースは、主にチョコレートやフルーツピュレなどと組み合わされることが多いようです。
1960年代にフランス料理店で出されたようです。
フランス料理店にでると、スグにチョコレートムースが米国・英国の家庭料理となりました。
米国中部にあるムースに似たスイーツは「ホイップ」と呼ばれています。
ムースは素材を滑らかなペーストになるまで泡立てて自然に固めたものになります。
類似の食品にババロアがありますが、ムースの方がふんわりと軽い食感があります。
ババロア
ムース・ババロア・パンナコッタの違いを知るために、ババロアの概要を紹介します。
ババロア(バヴァロワ)は、プディング状のスイーツです。
ババロアはムースに似ているが、材料や調理法などが異なるまったく別の食品になります。
ムースは、泡立てた卵白や果汁を自然に固めたものであるのに対して、ババロアは固めるにあたってゼラチンを使用します。
「バヴァロワ」はフランス語で「バイエルンの」を意味する言葉です。
ババロアの起源にはいくつかの説があります。
・バイエルン王国(バヴァリア)の貴族のためにシェフが考案した洋菓子
・1815年にアントナン・カレームがバヴァリア地方にあった温かい飲み物を元に考案したなどの説があります。
ババロアにはカスタードクリーム(クレーム・アングレーズ)を用いるのが特徴になります。
ババロアは、使用される卵黄や乳製品の風味を味わえます。
ムースは別の素材と組み合わせますが、ババロアは単独で味わうことが多いスイーツになります。
日本でもババロアは普及しています。
苺・バナナなどの果物や抹茶・紅茶などを混ぜて調理されることもあります。
「ババロアの素」などの家庭で簡単にババロアを作れる商品も広く販売されています。
パンナコッタ
ムース・ババロア・パンナコッタの違いを知るために、パンナコッタの概要を紹介します。
パンナコッタはイタリア発祥の洋菓子になります。
パンナコッタは、ツルリとした食感で、食後のデザートとして人気があります。
パンナコッタには、生クリームが大量に入っているため比較的高カロリーなスイーツになります。
パンナコッタとは、イタリア語で生クリーム(パンナ)を煮た(コッタ)と言う意味の名前になります。
ヨーロッパでは地域や店舗によりデンプン入りの牛乳を型にそそぎ、フルーツなどと一緒に蒸し焼きにしたものもあります。
現代のパンナコッタは、生クリーム・牛乳・砂糖を合わせて火にかけて混ぜて、デンプンで固めることが多いようです。
デンプンの他にもゼラチンなどの凝固剤で固めて作られることもあります。
デンプンで煮る場合は沸騰させてデンプンを糊化させます。
ゼラチンなどで固める場合は、温めたものにゼラチンを加えてつくります。
鶏卵とクリームで作られるムースや卵黄や、乳製品をゼラチンで固めるババロアと比べて、生クリームを大量に使ったデンプンで固めるパンナコッタはカロリーが多いようです。