おからと卯の花の違いと名前の由来。保存方法は?
「おから」と卯の花の違いが気になる人も多いようです。
「おから」を使った「卯の花」という家庭料理もあります。
「おから」に、油揚げ・椎茸・にんじんなどの材料を加えて出汁と調味料で炒ってから甘めに煮付けた料理です。
「卯の花」や「炒り卯の花」と呼ばれて親しまれている家庭料理です。
「おから」には食物繊維が豊富なので、ケーキやクッキーにも利用されています。
ホットケーキに「おから」を混ぜると独特な食感を味わえるようです。
食物繊維が豊富な低カロリーの「おからハンバーグ」も人気があります。
次に、「おから」と卯の花の違い・「おから」の栄養成分・「おから」の保存方法・卯の花の由来などの紹介をします。
「おから」と卯の花」の違い
「おから」と卯の花の違いが気になる人も多いようです。
材料の状態を「おから」と呼んで、火を通して調理した料理名を「卯の花」だという意見もあります。
材料の状態で売られている時にも「卯の花」と表記されていることもあります。
基本的には、「おから」と卯の花は同じものと考えられます。
おから(卯の花)は、大豆から豆腐を製造する過程で、豆乳を絞った際の搾りかすになります。
日本など豆腐を食べている東アジア一帯では、おから(卯の花)は良く知られている食品です。
おから(卯の花)には食物繊維を多く含んでいるので火を通して食べることが多くなります。
大豆から豆乳を搾った後の廃物のおから(卯の花)の値段はごく安価になっています。
無料で分けてくれたり、捨てたりしている豆腐屋さんもあります。
おから(卯の花)は品質の劣化が早く日持ちがしないので、家畜の飼料として活用する他の多くは廃棄されています。
次に、「おから」の栄養成分・「おから」の保存方法・卯の花の由来などの紹介をします。
「おから」の栄養成分
「おから」と卯の花には違いはありません。
豆乳を絞った際の搾りかすである「おから(卯の花)」の栄養成分を紹介します。
おから(卯の花)は、豆乳を搾った後の残渣物ですが栄養的には優れているといわれています。
含まれている栄養成分はタンパク質・ビタミン類・ミネラル類・アミノ酸類です。
おから(卯の花)100g中のタンパク質は6.1gです。
ビタミン類は、ビタミンB6・ビタミンE・ビタミンK・葉酸・パントテン酸・ナイアシン・リボフラビン・チアミンなどです。
ミネラル類は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分・亜鉛・銅・マンガン・セレンなどです。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維も含まれています。
粗脂肪の約50%は不飽和脂肪酸のリノール酸です。
おから(卯の花)には脳の記憶力を高めるホスファチジルコリン(レシチン)が豊富に含まれていることが知られています。
次に、「おから」の保存方法・卯の花の由来などの紹介をします。
「おから」の保存方法
「おから」と卯の花に違いはありません。
おから(卯の花)は日持ちしない特徴がありますおから(卯の花)の保存については困っている人も多いようです。
おから(卯の花)は、常温保存や冷蔵保存ではスグに傷みます。
おから(卯の花)が余ったら冷凍保存をおススメします。
おから(卯の花)をたくさん購入したら、密封したビニール袋に小分けして冷凍保存してください。
冷凍保存する時に、一旦乾煎りしてから冷凍保存すると良いとされています。
冷蔵保存では1~2日で傷むおから(卯の花)も、冷凍保存すれば約1ヶ月は保存が可能になるようです。
卯の花の由来は、「ウツギ」という植物になります。
初夏に咲く「ウツギ」の花は、「卯の花」と呼ばれます。
卯の花は小さく真っ白なので、白いおからの姿がそれに似ていることから、「おから」のことを「卯の花」と呼ぶようになったと言われています。