ぬか漬けの栄養、効果。塩分を取りすぎない食べ方は?
ぬか漬けは美味しいですね。
ぬか漬けの栄養・効果が注目されています。
ぬか漬けを食べ過ぎすぎると塩分を取り過ぎるような気もしますね。
ぬか漬け(糠漬け)は、米糠を使った漬物になります。
乳酸菌発酵させて作った糠床(ぬかどこ)を使った漬物です。
ぬか漬けには、糠床の中に野菜などを漬けこんで作る糠味噌漬け(ぬかみそづけ)・どぶ漬け・どぼ漬けと、材料に塩と糠をまぶして漬けたものがあります。
現在の形の糠漬けになったのは江戸時代の初期と言われています。
奈良時代の須須保利(すずほり)という漬物が、江戸時代になって米糠を使ったの糠漬けになったようです。
糠のビタミンB1が野菜に吸収されるので、脚気の予防にある程度の効果があったと考えられています。
糠床で作る糠漬けでは、胡瓜・茄子・大根などの水分が多い野菜を漬けこむことが多いようです。
肉・魚・ゆで卵・コンニャクなどもぬか漬けの材料に使われます。
あまり漬かっていないぬか漬けは「浅漬け」や「一夜漬け」などと呼びます。
シッカリ漬けたぬか漬けは「古漬け」や「ひね漬け」などと呼びます。
次に、ぬか漬けのこと・ぬか漬けの栄養と効果・ぬか漬けの塩分と食べ過ぎなどの紹介をします。
ぬか漬け
ぬか漬けの伝統製法では糠床を作ってから、適量の糠に一度煮沸してから冷した8%濃度の食塩を加えます。
水の量は糠床が味噌よりも柔らかになるぐらいになります。
塩の役割は浸透圧による脱水作用になります。
脱水作用で野菜などの食材中にある水分を細胞外にだします。
塩にはpHを下げて菌をコントロールする働きもあります。
塩には乳酸菌などの有用菌の働きを活発にして食べ物を腐敗させる菌を抑える働きもあります。
野菜などを漬ける前に塩で揉むことで、色素が安定し色が引き立つ・脱水作用で水分がぬけた食材の細胞の中塩が入り込んで食材に味をつけます。
糠と塩と水以外に糠床に入れる食材には、唐辛子・昆布・柚子等の柑橘系の皮・山椒などがあります。
野菜を漬けこみ毎日手入れすることで発酵がすすみ風味が増します。
夏場なら2ヶ月、冬場なら4ヶ月ほどでおいしい糠床が完成します。
糠床は気温20℃以上ないと発酵しないので冬場は出来るだけ暖かな場所で保存すると良いとされています。
次に、ぬか漬けの栄養と効果・ぬか漬けの塩分と食べ過ぎなどの紹介をします。
ぬか漬けの栄養と効果
ぬか漬けに使う糠床に含まれている栄養素は、タンパク質・乳酸菌・脂質・食物繊維・ビタミンA・B1・B2・B6・E・ナイアシン・カルシウム・リン・鉄・窒素などです。
野菜をそのまま食べるよりもぬか漬けにすることで健康・美容効果が高まります。
ぬか漬けに期待される健康・美容効果には、便秘改善・ダイエット・免疫力アップ・代謝アップ・糖尿病改善・骨粗鬆症予防・美肌などがあります。
次に、ぬか漬けの塩分と食べ過ぎについて紹介します。
ぬか漬けの塩分と食べ過ぎ
ぬか漬けには豊富な栄養が含まれているので健康・美容効果が期待できます。
只、ぬか漬けを食べ過ぎると塩分の影響が気になります。
ぬか漬けは塩辛いので、健康・美容効果に良いからと言って食べ過ぎては良くありません。
ぬか漬けにはおおよそ、食材100g当たりで、キュウリに5g・茄子に3g・大根に4g程度の塩分が含まれているようです。
食べ過ぎなければ問題ない程度の塩分だと考えられます。