しろ菜の旬な時期、栄養、食べ方、保存方法。白菜との違い

しろ菜は、アブラナ科・アブラナ属の野菜です。

しろ菜は、サントウサイ・ハクサイとタイサイが交雑して生まれた品種と言われています。

大阪を中心に関西で親しまれている野菜です。

「大阪しろな」とも呼ばれて、江戸時代から大阪で作られてきました。

明治初期に天満橋や天神橋付近で盛んに栽培されていたので「天満菜」とも呼ばれます。

大阪の「なにわ野菜」の一つになっています。

しろ菜は、アブラナ科の結球しないはくさいの仲間で、不結球ハクサイ類、巻かない白菜です。

大阪で栽培され広まっていった野菜で、現在でも大阪を初め京都や奈良などで栽培されています。

しろ菜には、早生種から晩生種までいくつかの品種があります。

ハウス栽培もされているので、ほぼ一年を通して出荷されています。

しろ菜は、真っ白で平軸の葉柄のある幅広の卵形をした薄緑色の葉が特徴です。

味にクセがなく、火を通すとしんなりと柔らかくなり、おひたしや煮浸しなどに向いている葉野菜として親しまれています。

 

次に、しろ菜の旬・しろ菜の栄養・しろ菜の食べ方・しろ菜の選び方と保存方法を紹介します。

 

しろ菜の旬 

 

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しろ菜は、地元では他の葉物野菜が少なくなる夏に早生種が夏場の葉野菜として出回ります。

霜が降りる晩秋から冬にかけては、葉柄に厚みが出て柔らかで甘味が増したものが出回ります。

しろ菜の早生種の旬は5~8月頃になります。

中生種の旬は9~10月になります。

晩生種の旬は12~2月になります。

次に、しろ菜の栄養・しろ菜の食べ方・しろ菜の選び方と保存方法を紹介します。

 

しろ菜の栄養

 

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しろ菜の旬は早生種・中生種・晩生種で違います。

しろ菜に含まれている栄養成分は、β―カロテン・ビタミン類・ミネラル類や食物繊維などです。

β―カロテンは、抗発ガン作用・免疫賦活作用の効果が期待できます。

β―カロテンは体内でビタミンAに変換されます。

髪・粘膜・皮膚の健康維持・視力維持・呼吸器系統を守る働きがあります。

ビタミン類ではビタミンCが豊富なので、風邪予防・疲労回復・肌荒れ改善効果が期待できます。

ミネラル類では、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄が豊富です。

食物繊維も含まれているので、腸内環境の改善に役立ちそうです。

しろ菜の食べ方では、おひたし・和え物・煮物・汁物などがおススメです。

しろ菜は灰汁やクセがない野菜ですが生では食べません。

古くから煮物や汁物で美味しく食べられている野菜です。

次に、しろ菜の選び方と保存方法を紹介します。

 

しろ菜の選び方・保存方法

 

しろ菜の旬は早生種・中生種・晩生種があります。

しろ菜に含まれている栄養成分にはβ―カロテン・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維があります。

しろ菜の食べ方では煮物や汁物をおススメします。

しろ菜の選び方は、軸の色が白くハリと艶があるものが美味しいですね。

葉は薄い緑色でみずみずしく葉先までシャキッとしているものが新鮮です。

しろ菜は傷みが早い野菜なので、鮮度が落ちてくると根元の切り口が茶色っぽくなります。

葉の色が周りから黄色く色が変わっているのは古いので注意してください。

しろ菜の保存方法は乾燥予防が大切です。

濡れた新聞紙で包んでビニール袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で冷蔵保存してください。

傷みやすい野菜なのでできるだけ早く調理して食べてください。