栗はどんな料理の時あく抜きが必要?あく抜き方法は?
秋には旬の美味しい食べ物が多いですね。
栗も多くの人に人気のある旬の食材です。
栗にはアクがあるのでそのままでは美味しくありません。
栗を上手にあく抜きすれば美味しい秋の旬の果実を楽しめます。
栗は子供からお年寄りまでファンが多い秋の果実です。
ピーナッツやカシューナッツなどのナッツは脂質が多いですが、栗は脂質が少ないナッツ系の秋の旬の食材になります。
栗にはナッツ系特有のミネラルが豊富に含まれています。
栗の主成分は“でんぷん”です。
栗のでんぷんは豆類やイモ類と比べると粒子が細かくなっています。
上品な味わいを楽しめるのでお菓子の材料として良く使われています。
栗に含まれている栄養成分は、でんぷん・タンパク質・ミネラル・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCなどのビタミン類です。
栗の渋皮にはポリフェノールの一種のタンニン・ブロアントシアニジンを多く含んでいます。
次に、栗のことや栗のあく抜き等について紹介します。
栗のあく抜き
栗はあく抜きをしなければ美味しく食べられません。
栗のあく抜きの方法には一般的に4つあります。
・重曹を使う方法・焼きミョウバンを使う方法・塩を使う方法・普通に根気よく煮る方法などです。
重曹はアルカリ性なので、栗のアクと結合して水に溶けます。
ミョウバンは硫酸アルミニウムカリウムのことです。
“あく”を抜くというよりも苦みを抑える働きがあります。
重曹を使ったあく抜きの方法は簡単です。
栗を入れた沸騰したお湯に重曹を入れるだけです。
ミョウバンの使い方も簡単です。
重曹のように、栗を入れた沸騰したお湯にミョウバンを入れるだけです。
塩を使った栗のあく抜き方法
栗のあく抜き方法には、重曹やミョウバンを使わない方法もあります。
重曹やミョウバンを使った、栗のあく抜きでは栗本来の風味がなくなります。
栗本来の風味を楽しみたい人には、根気よく煮るあく抜き方法をおススメします。
塩を使った栗のあく抜き方法を紹介します。
ステップ1・生栗を一晩水に浸けて鬼皮をむきやすくします。
ステップ2・鬼皮(外側の皮)をむきます。
ステップ3・渋皮をむきます。
ステップ4・塩水の中に皮をむいた栗を2~3時間入れてあく抜きします。
栗の選び方と保存方法
栗の選び方では、
・重量感のあるもの・外側の鬼皮にハリと光沢があるもの・傷や黒ずみがないものになります。
栗の保存方法では冷蔵保存をおススメします。
栗は虫害のリスクがあるので常温での保存は避けてください。
冷蔵保存する場合は、ポリ袋などに入れて野菜室に保存します。
栗の冷蔵保存期間は3~4日程度です。
冷凍保存すれば1~2ヶ月は消費期限を延ばせます。