わかめの食べ過ぎに注意。どれくらいまでなら食べて良い?
わかめ料理は美味しいですが食べ過ぎには注意してください。
わかめ(若布・和布・稚海藻)は、褐藻綱コンブ目チガイソ科の海藻になります。
日本海側では北海道以南の海岸・太平洋岸では北海道南西部から九州にかけての海岸に生育しています。
わかめは根状の部分で岩などに固着し、葉状部を水中に伸ばして長さは2mにもなります。
わかめは海苔と同じく、古くから日本人に親しまれてきた海藻です。
古くから食用として・酢の物・汁物の具として使われています。
日本では人気の食材ですが、世界では侵略的外来種ワースト100選定種の1つになっています。
ニュージーランド・オーストラリア・ヨーロッパ諸国の沿岸では外来生物として問題になっています。
日本では海苔とわかめは人気の海藻で、旬のものであれば生で流通することもあります。
塩漬けや乾燥させて保存性を高めた商品がお店に並んでいます。
塩浸けや乾燥わかめを使うときは水に漬け、塩抜きあるいは戻して料理につかいます。
わかめは味噌汁などの汁物の具・酢の物・炒め物・サラダなどに使われています。
地域によっては天ぷらやしゃぶしゃぶ等で美味しく食べられています。
わかめは低カロリーで旨み成分を多く含むことから、ダイエット食品としても人気があります。
わかめに多く含まれる栄養素は、食物繊維・アルギン酸・フコイダンなどになります。
わかめに含まれている有効成分は、血中コレステロール値の低下・動脈硬化予防・心筋梗塞予防に効果があるとされています。
生活習慣病対策の食材として注目されています。
日本人には美味しい食材ですが、わかめを食用に供する食習慣があるのは日本と朝鮮だけです。
中国でもわかめを食べる食習慣はありませんでした。
朝鮮半島でのわかめの使用量は多く、韓国国民一人あたりの年間わかめ平均消費量は日本の約3倍と言われています。
次に、わかめの栄養・効果効能や食べ過ぎでの注意などの紹介をします。
わかめの注目成分
わかめは美味しいですが食べ過ぎはよくないようです。
わかめには海の栄養素がたくさん含まれています。
美味しいわかめ料理で栄養を摂取して健康美容に役立ててください。
わかめに含まれている栄養成分にはフコイダンがあります。
わかめには注目の栄養成分の「フコイダン」が豊富に含まれています。
フコイダンとは、海藻が自らの身を守るために持っているネバネバ成分です。
わかめだけでなく、もずく・昆布などにも多く含まれています。
フコイダンにはNK細胞を活性化する働きがあります。
フコイダンのNK細胞を活性化で、免疫力の向上・がん予防が期待されます。
フコイダンを豊富に含むわかめですが、食べ過ぎには注意したいですね。
わかめの栄養成分
わかめに含まれているのはフコイダンだけではありません。
ヨウ素・マグネシウム・カリウム・食物繊維も含まれています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分になります。
マグネシウムには骨を形成する働きや酵素の働きをサポートする効果があります。
カリウムにはナトリウムの排泄を促す作用があります。
高血圧予防やむくみ改善に役立ちます。
わかめには食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維には、便秘改善や血糖値の上昇抑制の働きがあります。
わかめの食べ過ぎ
わかめの食べ過ぎが体調不良を招くこともあります。
わかめを食べ過ぎると食物繊維の働きで下痢になることがあります。
わかめに含まれる食物繊維は便秘解消に役立ちますが、食べ過ぎると消化不良による下痢を発症します。
わかめにはヨウ素が含まれています。
ヨウ素は自律神経の安定や代謝を促す効果がありますが、食べ過ぎると甲状腺機能亢進症のリスクが高まります。
甲状腺亢進症の症状には、動悸・息切れ・手の震え・疲れやすい・大量の汗・食べても痩せるなどがあります。