アワビの肝の栄養、調理、処理方法、食べ方。食中毒もある?!
「あわび」は高級で人気の高い貝類です。
「あわび」は、蒸し料理・焼き料理・漬け料理にして美味しく食べられます。
「あわび」の肝は食べない人が多いですが、「あわび」の肝が大好きだという人もいます。
肝は下処理をすれば食べられるのでしょうか。
アワビの肝を食べると食中毒になるという話も聞きますが本当でしょうか。
次に、「あわび」の栄養・「あわび」の肝と貝毒・「あわび」の肝の下処理・アワビの肝と食中毒についてなどの紹介をします。
「あわび」の栄養
「あわび」には豊富な栄養成分を含んでいます。
「あわび」に含まれている栄養素には、
・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・ナトリウム・カリウム
・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅・アルギニン・タウリン・セレン・クロム
・モリブデン・グルタミン酸・グリシン・ペタイン・グリコーゲン・パントテン酸
・コンドロイチン・コラーゲンなどがあります。
「干しあわび」にすれば約4倍のカルシウム量になるようです。
ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12は、疲労回復や美容効果が期待ができます。
滋養強壮・疲労回復・精力増強・動脈硬化予防・高血圧予防・視力低下予防・肝臓機能の向上が期待される成分を含む美味しい貝類です。
健康面だけでなく美容面でも期待できるコラーゲンが含まれています。
コラーゲンは、美肌・アンチエイジング・肌荒れ・眼精疲労・抜け毛・薄毛・はげに効果があるとされています。
「あわび」には、ガン抑制・抗酸化作用・アンチエイジング・糖尿病・動脈硬化・免疫力強化をサポートするセレン・セレニウムも含まれています。
アルギニンやコンドロイチンは、精力増強・美肌効果・アンチエイジングが期待できる成分です。
「あわび」の肝には海草の栄養分が凝縮されています。
「あわび」の肝に含まれているジメチルサルファイドは、胃潰瘍の改善に期待できる成分です。
次に、「あわび」の肝と貝毒・「あわび」の肝の下処理・アワビの肝と食中毒などの紹介をします。
「あわび」の肝と貝毒
「あわび」の肝を食べても、牡蠣の様にノロウイルス等(=貝毒)の心配はありません。
貝毒とは、二枚貝(牡蠣等)が毒素を持った植物プランクトンを食べて、体内に毒が蓄積されてしまうことです。
貝毒のある二枚貝を食べると、下痢や嘔吐等の様々な症状を発症します。
貝毒に注意が必要なのは、煮たり焼いたりしても死滅しないことです。
「あわび」は巻き貝で二枚貝ではありません。
「あわび」は植物プランクトンを食べないので、貝毒の心配はありません。
「あわび」の肝には毒ではなく、ジメチルサルファイドなどの栄養成分が含まれています。
「あわび」の肝は苦いですが栄養成分があるので食べたほうが良さそうです。
次に、「あわび」の肝と下処理やアワビの肝と食中毒について紹介します。
「あわび」の肝と下処理と毒
「あわび」の刺身を食べるには、肝を取り除く下処理をする必要があります。
アワビの肝は食中毒には関係ありません。
「あわび」の肝(中腸線)を人が食べ過ぎても死ぬことはありません。
肝を食べ過ぎて光線過敏症を発症する人が極めて稀にいるそうです。
「あわび」の肝を食べて光線過敏症を発症するには、2~5月に獲れた「あわび」を何十個も食べて日光に当たる必要があります。
光線過敏症を発症すると顔面・手・指などに、発赤・はれ・疼痛などがでます。
焼けどの様な水泡が現れ化膿することもあります。
光線過敏症の全治は約20日ですが死亡することはありません。