コンフィチュール、ジャム、マーマレードの違い、使い方

コンフィチュール・ ジャム・マーマレードに違いがあるのでしょうか。

コンフィチュールの意味はジャムとは違うのでしょうか。

 

次に、コンフィチュール・ジャム・マーマレード違いや、コンフィチュールの意味などの紹介をします。

 

コンフィチュール

 

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コンフィチュール・ジャム・マーマレード違いを分かるために、コンフィチュールの意味・概要を紹介します。

コンフィチュールはフランス語です。

フランス語表記にする「confiture」になります。

最近は、コンフィチュールという言葉が注目されて、専門店などが話題を呼んでいます。

「コンフィチュール」と「ジャム」は、一般的には同一のものとされています。

フランス語の「コンフィチュール」とは、砂糖・酢・油などに漬けたという意味の「コンフィット」に関連した言葉です。

コンフィットは、食材を保存するための「生活の知恵」が前提となったものです。

「コンフィチュール」は、状態や形状ではなく保存目的から生まれた言葉だと考えられています。

パンに塗るにはジャムが良いですが、ヨーグルトにかけるには「コンフィチュール」が良いですね。

「コンフィチュール」の中に凝固という状態や形状を前提とした「ジャム」が含まれるという解釈が正しいとする考えもあります。

 

ジャム

 

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コンフィチュール・ジャム・マーマレード違いを分かるためにジャムの概要を紹介します。

コンフィチュールは保存目的から生まれた加工食品で、ジャムもコンフィチュールに含まれると考えられます。

ジャムは、砂糖が水分を抱え込んでその腐敗を遅らせるという性質を利用した加工食品です。

フルーツの果実や果汁に、重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し保存可能にした加工食品になります。

ジャムのことは、フランス語―コンフィチュール・ドイツ語―コンフィテューレと言います。

ジャムは、果実や果汁に含まれているペクチンに糖類と酸が作用して、ゼリー状に柔らかく固まった加工食品です。

果物にペクチンが不足しているときはペクチンを補ってゼリー化させます。

酸不足のときは、家庭ではレモン果汁・酸味の強いリンゴなどを加えます。

完成したときに果実の原型が比較的保たれているジャムは、プレザーブと呼ばれます。

ジャムは非常に甘いので、パンやクラッカーなどに塗って食べるのが一般的です。

サンドイッチの具材・ヨーグルトやフレッシュチーズにかける・ケーキの原料に使われます。

ジャムの原料になるフルーツには、イチゴ・アンズ・リンゴ・オレンジ・ブドウ・イチジク・ブルーベリー・ラズベリー・ブラックベリー・モモなどがあります。

ジャムの意味は、砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し保存可能にした加工食品です。

 

マーマレード

 

コンフィチュール・ジャム・マーマレード違いを分かるためにマーマレードの概要を紹介します。

マーマレードは、柑橘類を原料にした加工食品です。

果皮が残っているため苦味があります。

マーマレードに使うフルーツは、主にオレンジ・夏ミカン・ユズ・グレープフルーツなどです。

実と皮を分けて皮は千切りにして水に浸します。

実から果汁を絞って皮と一緒に煮ます。

皮が柔らかくなったら砂糖を入れて、ペクチンの作用でゲル化するまでかき混ぜながら煮立てます。

マーマレードは、パンに塗って食べることが多い加工食品です。

日本では、フランス語のコンフィチュールは英語のジャムと同じと考えられています。

マーマレードの意味は、柑橘類を原料にして砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し保存可能にした加工食品になります。