れんこんの保存方法と栄養、常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
れんこんの保存方法を知っていれば美味しいれんこん料理を楽しめます。
れんこんは蓮(ハス)の地下茎が肥大した部分になります。
蓮の根のようなので蓮根と呼ばれるようになったようです。
れんこんを輪切りにすると丸い空洞から向こう側が良く見えます。
そのことから“先の見通しが良い”縁起の良い食材として愛用されています。
れんこんの効果効能には、疲労回復・かぜの予防・ガン予防・老化防止・胃もたれ・胸焼け・滋養強壮・消炎止血作用などがあります。
れんこんにはビタミンC豊富に含まれているので、疲労回復やかぜの予防・ガン予防・老化防止に効果が期待されています。
れんこんに含まれる粘り成分のムチンには、胃壁を保護する働きやタンパク質の分解をサポートして胃腸の働きを助ける効果があります。
滋養強壮にも効果がある食材として古くから愛用されています。
れんこんのアクにはポリフェノール類が含まれています。
ポリフェノールには、消炎止血作用があるので胃潰瘍や十二指腸潰での下血や喀血を止める効果が期待されます。
次にれんこん(蓮根)の種類や保存方法の紹介をします。
れんこん(蓮根)
れんこん(蓮根)の種類を大きく分けると、在来種・備中種・中国種・加賀レンコンがあります。
在来種の外観は細長くてやや茶色っぽい色をしています。
肉質は柔らかく味が濃いのが特徴です。
地下茎が深く育成や採取に手間がかかるため現在では関東や東海地方などで少量出荷されているだけです。
備中種は徳島~関西を中心に栽培されています。
在来種と中国種の中間的な外観をしています。
中国種は明治期に中国から入ってきたれんこんです。
外観はずんぐり太短くて白っぽい色をしています。
肉厚で歯ざわりがよいのでスーパーや八百屋さんに多く並んでいます。
加賀レンコンは金沢の伝統野菜です。
加賀レンコンは粘りが強く、すりおろしてハス蒸し煮に適しているので金沢では人気の野菜です。
れんこんの旬と保存方法
れんこんは通年で出荷されていますが旬は秋季から冬季になります。
9月~3月くらいまでがれんこんの旬になります。
秋季に出荷される新れんこんは柔らかくてあっさりしています。
晩秋から冬季に出荷されるれんこんは粘りと甘みがあります。
全国の半分近くのれんこんの生産量を茨城県の霞ケ浦が占めています。
NO2生産は徳島県になります。
れんこんの保存方法には冷暗所での常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。
れんこんの旬は9月~3月の秋季と冬季なので気温が低い季節であれば冷暗所での常温保存でも数日は保存できます。
気温が高い日が続くようであれば常温保存では鮮度が急速に落ちるので冷蔵庫での保存をおススメします。
れんこんの冷蔵保存と冷凍保存
れんこんの保存方法には常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。
旬の秋季・冬季は外気温が低いので冷暗所であれば常温保存でも数日はOKですが、1週間以上保存したい場合には冷蔵保存をおススメします。
冷蔵庫に保存する場合には、タッパーなどに水を入れてタップリと浸かるようにして保存してください。
れんこんの皮を剥いても?いていなくても、水に浸して冷蔵庫で保存すれば1~2週間は保存できます。
只、水に浸して保存すればビタミンCは減少するので、栄養価が気になる人はスグに調理して食べることをおススメします。
れんこんは冷凍保存もできますが食感が落ちるので調理方法が狭くなります。
できるだけ常温保存や冷蔵保存にして早めに美味しく食べてください。