じゅんさい(純菜)の旬、栄養価、食べ方。生のじゅんさいの保存方法
「じゅんさい」を食べたことがありますか?
「じゅんさい」の漢字表記は「蓴菜」です。
「蓴菜(じゅんさい)」の字が難しくて読めないので、「純菜」や「順才」などの漢字表記にされていることもあります。
「じゅんさい」は、ハゴロモモ科に属する、多年生の水生植物・浮葉植物になります。
「じゅんさい」の特徴は、スイレンなどの植物と同じように葉を水面に浮かべる水草なことです。
澄んだ淡水の池に自生しています。
「じゅんさい」は、若芽の部分を食用にします。
「じゅんさい」は、東南アジア~インド・アフリカ・オーストラリア・アメリカ等に広く分布しています。
日本でも北海道~九州・南西諸島に分布しています。
葉は互生の楕円形で、長さは5~12mmで裏面は紫色になっています。
茎の先端の芽や若葉の裏面が、寒天質の粘液で厚く覆われていてムチンによるぬめりがあります。
花期は6~8月ですが、花弁が紫褐色なので目立ちません。
次に、じゅんさいのこと・じゅんさいの旬や選び方・じゅんさいの栄養成分・じゅんさいの保存方法などの紹介をします。
「じゅんさい」の旬
「じゅんさい」は、世界に広く分布していますが、食べる習慣があるのは中国と日本くらいだとされています。
「じゅんさい」の若芽や若葉の裏側は、ガラクトマンナンのゼリー状の膜で覆われています。
若芽は日本料理の食材で珍重されています。
「じゅんさい」の国内生産量の約90%は秋田県三種町です。
秋田県の郷土料理に「じゅんさい」を使った料理があります。
酢の物・天ぷら・吸い物・味噌汁・スープなどに利用されています。
「じゅんさい」の旬は、初夏~夏になります。
「じゅんさい」の収穫は、早いものは4月頃から始まり9月上旬頃まで行われています。
「1番芽」は、4~6月頃に採れたものでゼリー状の部分が多く品質が最も高いとされています。
「2番芽」は6~7月・「3番芽」は7月以降に採れたものになります。
「じゅんさい」の食べ頃の旬は「1番芽」です。
次に、じゅんさいの栄養成分・じゅんさいの保存方法などの紹介をします。
「じゅんさい」の栄養成分
「じゅんさい」の旬は初夏~夏です、ぜひ「1番芽」を食べてください。
「じゅんさい」の栄養成分には、食物繊維・ビタミン類・ミネラル類になります。
ビタミン類は、カロテン・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB2・葉酸などです。
ミネラル類は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・ナトリウムなどです。
栄養成分は少ない食材ですが食物繊維は多く含まれています。
次に、じゅんさいの保存方法の紹介をします。
「じゅんさい」の保存方法
「じゅんさい」の旬は初夏~夏になります。
「じゅんさい」の栄養成分では食物繊維が期待できます。
「じゅんさい」の保存方法は冷蔵庫での冷蔵保存をおススメします。
鮮度が命の食材なので新鮮なうちに調理して食べてください。
購入したらできるだけ早く調理をして味わってください。
「じゅんさい」は芽の部分が小さくて、ゼリー状の部分が多いほど美味しく品質も良いとされています。
生のじゅんさいを選ぶときには「芽」と「ゼリー」がポイントになります。