野菜果物の販売店をなぜ「八百屋」という?八百屋の由来、意味
青果店のことを八百屋(やおや)さんと呼びます。
八百屋さんは、野菜や果物を主に販売する店の呼び方です。
八百屋さんの本当の意味や由来を知っていますか。
八百屋さんのことを知っていれば子供に聞かれても安心です。
次に、スーパーの青果売場・八百屋さんのこと・八百屋の意味と由来、などを紹介します。
スーパーの青果売場
スーパーの青果売場と八百屋さんでは、仕入れる青果商品や仕入れ方法や仕入れに対する考えが違います。
スーパーの青果売場の青果商品は、専門のバイヤーや商品部長が仕入れる商品を決定して青果市場から仕入れをしています。
スーパーの青果売場は、確実に売上・利益を確保することが最優先でリスクのある青果は避けられます。
スーパーに買い物に来る、幅広いお客から需要がある青果商品・定番商品の取り扱いがメインになります。
スーパーの青果売場では、購買層が限られるレアな青果商品は、ロスのリスクがあるので積極的に取り扱うことはしません。
スーパーの店舗によって多少差がありますが、どこのスーパーの青果売場に行っても同じような品揃えになっていることが多くなります。
グルメ番組や食べ歩きレポート番組などで紹介された、珍しい果物はスーパーの青果売場で見つけるのは難しいかもしれません。
次に、八百屋さんのこと・八百屋の意味と由来、などを紹介します。
八百屋さん
八百屋さんの青果の仕入れは、八百屋さんの店主自らが市場に出向いて買い付けています。
八百屋さんでは、スーパーの青果売場と異なり万人ウケする商品だけを選定することはありません。
店主自分が売りたい青果を仕入れて店頭に並べています。
八百屋さんの店主は、仕入れ先は市場だけではありません。
直接農家や生産者の元へ足を運んで仕入れることもあります。
八百屋さんの店主と比べると、スーパーのバイヤーが生産者と直接対話をする機会は少ないようです。
八百屋さんには、スーパーの青果売場には並ばないような希少な品種の青果物があることもあります。
また、地元農家の青果物を多数取り扱うなどの店のこだわりがあります。
八百屋さんの店頭は一見、商品が乱雑に置かれているように見えますが掘り出し物が見つかることもあります。
八百屋さんでの買い物は宝探しみたいでおもしろいという愛用者も多いようです。
八百屋さんでは、生鮮品は仕入れた当日のうちに売り切るのが基本です。
毎日新鮮なものを仕入れていくというルーティンが理想とされています。
八百屋さんは、当日売り切れるだけの量を仕入れて売り切るスタイルなので、毎日新鮮な商品が並んでいますが品切れしてしまうこともあります。
品切れはお客に対して申し訳ないですが、商品の鮮度をキープするには仕方がないですね。
次に、八百屋さんの意味・由来、の紹介をします。
八百屋の意味と由来
八百屋の意味や由来には諸説あります。
八百屋の意味には、数が多いことを表す「八百」を連想して転化したとする説があります。
扱う商品が多いことから、「八百万(やおろず)」などの数が多いことを表す「八百」になったとしています。
八百屋の由来には、青物屋を略した「青屋(あおや)」が変化した語などがあります。
青屋(あおや)の「あおや」から「やおや」に転じたのは、藍染め業者と間違えないためや、言いやすく訛ったという説もあります。