菊芋の保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
菊芋の上手な保存方法を知っていれば美味しいお芋を楽しめます。
菊芋(キクイモ)は、キク科ヒマワリ属の多年草になります。
菊芋(キクイモ)には、アメリカイモ・ブタイモ・サンチョーク・エルサレムアーティチョーク・トピナンブールなどの別名があります。
北アメリカ北部から北東部を原産地として、世界中に外来種として分布しています。
日本には江戸時代末期の1850年~1860年頃に飼料用作物として伝来し全国に広がりました。
日本では栽培されている芋の他にも野生化したものもあります。
菊芋の草丈は1.5~3m程です。
菊に似た黄色い花を9月・10月頃につけて地中に塊茎を作ることから、菊芋(キクイモ)の和名が付けられました。
繁殖力が強く茎や葉に小さな棘があるのが特徴です。
キクイモモドキという花が似ている植物があります。
菊芋は根糖質が多い植物ですがジャガイモやサツマイモのようにデンプンは含まれていません。
菊芋の糖質はイヌリンだけでデンプンは含まれていません。
菊芋の栄養成分は粗脂肪・繊維・タンパク質・糖質・ミネラル類になります。
菊芋は非常に繁殖力が強いので環境省から要注意外来生物に指定されています。
次に、菊芋と常温・冷蔵・冷凍保存方法について紹介します。
菊芋
菊芋には天然のインシュリンと言われるイヌリンが豊富なことです。
菊芋の健康・美容効果に注目が集まっています。
イヌリンは血糖値の異常で起こる糖尿病などに良いとされています。
菊芋にはデンプンを含まないのでジャガイモの半分程度のカロリーしかありません。
ダイエット中におススメの芋ですね。
菊芋には豊富なカリウムが含まれているので高血圧への効果も期待されています。
菊芋の常温保存
菊芋を選ぶときには栄養を蓄えて丸くなったものを選びましょう。
鮮度が落ちると乾燥して萎びたようになって柔らかくなります。
実が硬くて丸々と締まったものが新鮮で美味しいですね。
菊芋の保存方法には常温保存があります。
常温で長期保存するには土に埋める方法が適切です。
菊芋は生命力が強いので土に埋めれば自然な状態で活き続けます。
プランターなどに埋めて土が凍らない室内で保存してください。
菊芋の冷蔵・冷凍保存
菊芋の保存方法には、冷蔵保存・冷凍保存もあります。
菊芋を購入したらなるべく土を付けたまま冷蔵庫の野菜室で保存します。
洗ってしまうと日持ちが悪くなるので注意してください。
冷凍保存するときには菊芋の皮を?いてから冷凍保存してください。
冷凍保存した菊芋は煮物などで美味しく食べられます。
長期保存方法では乾燥保存もあります。
乾燥保存した菊芋はお茶や煮物で食べられます。
乾燥芋を作る方法は、スライスして天日干しするだけです。