アカモクの保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?

アカモクの保存方法を知っていれば美味しいアカモク料理を食べられます。

アカモクは、日本では北海道から沖縄県までの浅海に分布しています。

東アジアからベトナム北部にまで分布する褐藻綱ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻になります。

アカモクは1年生で、秋から冬に生長して4~7mの長さに成長します。

アカモクの呼び名は地域によって違い、秋田県では「ギバサ」・山形県では「ギンバソウ」・新潟県では「ナガモ」と呼ばれています。

アカモクの葉は長さ7cm×幅1.5cm程度になります。

葉の形態には地域差があり、関東地方から静岡県などでは葉の切れ込みが浅い鋸葉縁になります。

日本海から瀬戸内海に分布するアカモクの葉は切れ込みが深く中肋に達し羽状となります。

アカモクの成熟期も地域で異なります。

本州中部では冬から春に成熟します。

日本北部では7月頃に成熟期を迎えます。

瀬戸内海には、春に成熟するタイプと秋に成熟するタイプがあります。

アカモクの類似種にシダモクがあります。

アカモクとシダモクは気胞の形状が異なっています。

アカモクの気泡は円柱状で、シダモクの気泡は球形から楕円体になっています。

アカモクはモズクやメカブ同様に、ポリフェノール・フコイダン・フコキサンチン・各種のミネラル・食物繊維を豊富に含んでいます。

健康・美容に良い食品として女性を中心に注目されている海藻です。

秋田県・山形県・新潟県・京都府などでは郷土食として古くから食べられています。

 

次に、アカモクの栄養効果・アカモクの保存方法の常温・冷蔵・冷凍保存などの紹介をします。

 

アカモクの栄養効果

 

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アカモクの保存方法を知っていれば、豊富に含まれる栄養成分を美味しく摂取できます。

アカモクは低カロリー食品です。

100gで19kcalしかありません。

水溶性食物繊維のフコイダンを豊富に含んでいます。

フコイダンはヌルヌル・ネバネバ成分です。

フコイダンには免疫力アップに効果があるだけでなく、口臭・体臭予防や花粉症・アレルギー改善にも効果があるとされています。

フコイダンは水溶性食物繊維なので、腸内で水分を抱え込んでコレステロールや糖質を吸着して体外に排出します。

フコイダンは生活習慣病や美容面でも役立ちますね。

アカモクにはビタミンK・ポリフェノール・ミネラルも豊富に含まれています。

ビタミンKにはカルシウムが骨から溶け出すのを抑制する働きがあるので、骨粗鬆症予防に役立ちます。

 

アカモクの保存方法・常温・冷蔵

 

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アカモクの保存方法には常温保存と冷蔵保存があります。

アカモクを保存する前にした処理をしてください。

下処理は軸から葉を取って水道水でシッカリ水洗いします。

次に、たっぷりのお湯でゆがきます。

数秒~数十秒で緑色に変化したら水道水で冷やします。

下処理したアカモクはその日のうちに食べてください。

アカモクの常温保存はおススメしません。

保存する場合は保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。

冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は2~3日程度です。

 

アカモクの保存方法・冷蔵・冷凍

 

アカモクの保存方法には冷凍保存があります。

下処理したアカモクは冷蔵保存すれば2~3日は美味しく食べられますが、それよりも長期間保存したい場合は冷凍保存にします。

冷凍保存する場合は叩いて小分けにしてラップに包んで冷凍します。

冷凍したアカモクは解凍するだけで美味しく食べられます。

冷凍保存すれば長期間美味しく食べられます。