はまぐりの簡単な砂抜き方法と保存方法

「はまぐり」の漢字表記は、「蛤」・「文蛤」・「蚌」・「浜栗」になります。

「はまぐり」は、マルスダレガイ上科マルスダレガイ科に分類される二枚貝になります。

「はまぐり」は美味しい食用の貝類として昔から親しまれています。

「はまぐり」は俳句や短歌に使われる春の季語にもなっていますね。

「はまぐり」の特徴は、長さ8cm・幅3.5cm・高さ6.5cm程度の丸みを帯びた三角形の貝殻です。

大きく成長した「はまぐり」の中には殻長が10cm以上になることもあります。

「はまぐり」の本来の分布域は日本本土の東北地方以南の地域と、朝鮮半島の一部になります。

淡水の影響のある内湾の砂泥底に生息しています。

しかし、干拓・埋め立て・海岸の護岸工事などで「はまぐり」の生息地の浅海域が破壊されたことから多くの地域では絶滅状態になっています。

現在は、瀬戸内海西部の周防灘の一部・有明海の一部などの局地的な生息地以外でのほとんどの産地では見ることができません。

 

次に、「はまぐり」の栄養成分・効果や「はまぐり」の砂抜き方法・「はまぐり」の保存方法を紹介します。

 

「はまぐり」の栄養成分・効果

 

d5873c13ce54eaad8255ad4a42dc62e2_t

 

「はまぐり」の上手な砂抜き方法や「はまぐり」の保存方法を知っていれば、美味しい料理を作って栄養成分を健康・美容に役立てられます。

「はまぐり」の注目の栄養成分はアミノ酸です。

「はまぐり」に含まれている栄養成分は豊富で、100g中に5100mgも含まれています。

「はまぐり」に含まれているアミノ酸は、

・イソロイシン・チロシン・アラニン・ロイシン・トレオニン

・アスパラギン酸・リジン・トリプトファン ・グルタミン酸

・メチオニン・バリン・グリシン・シスチン・ヒスチジン・プロリン

・フェニルアラニン・アルギニン・セリンなどです。

「はまぐり」の効果には、貧血予防・動脈硬化予防・高血圧予防・滋養強壮などがあります。

「はまぐり」に豊富に含まれているタウリンなどのアミノ酸や鉄・亜鉛などのミネラルには、コレステロールを下げて動脈硬化や高血圧症を予防する効果がります。

昔から滋養強壮にも効果があるとして重宝されています。

「はまぐり」には、野菜などからは摂れないビタミンB12が豊富に含まれています。

 

「はまぐり」の砂抜き方法

 

2015-04-20-20_09_40

 

「はまぐり」の上手な砂抜き方法を知っていれば、美味しい料理をつくれます。

栄養満点で美味しい「はまぐり」ですが、ほんのりとした潮の香りとジューシーな美味しい差を壊すのが「砂」です。

「はまぐり」を美味しく味わっているときの「ジャリ」と砂を噛んだ瞬間はガッカリしますね。

「はまぐり」の「砂抜き」は非常に大事です。

「はまぐり」の砂抜きを5分間で完了する方法を紹介します。

5分間で砂抜きするために必要なのは、・「45~50℃のお湯」・「鍋」です。

通常は水で砂抜きを行いますが、“お湯”を使うことで何時間もかかっていた砂抜きが“5分”で完了します。

ステップ1・45~50℃のお湯を鍋に入れます。

ステップ2・水道水で軽くもみ洗いした「はまぐり」を、鍋のお湯にすべて浸かるくらいまで入れます。

次に、「はまぐり」の保存方法を紹介します。

 

「はまぐり」の保存方法

 

「はまぐり」の砂抜き方法のポイントは、45~50℃のお湯でした。

次に、「はまぐり」の保存方法を紹介します。

「はまぐり」は常温保存には向いていません。

春先・初夏・夏場などの気温が高くなる時期には保存方法に要注意の食材です。

砂抜きを水でおこなう時には直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で行ってください。

気温が高い時期に常温で置けるのは、砂抜き時間も含めて数時間です。

砂抜きをした「はまぐり」は基本的には冷蔵保存します。

砂抜きをした「はまぐり」を冷蔵保存期間は1~2日程度です。

スーパーで購入した砂抜き「はまぐり」も、海でとった「はまぐり」も保存期間は同じです。