立夏の意味、時期、行事、食べ物
「立夏」は二十四節気(にじゅうよんせつき)にある4月の節気です。
二十四節気は二十四気(にじゅうしき)とも呼ばれています。
太陰太陽暦では月名を決定してから、季節とのずれを調整するための指標として二十四節気が使われています。
二十四節気には、12の節気と12の中気が交互に配されています。
各月の朔日(1日)前後に対応する節気が来るように月名を定めています。
12の「節気」には、立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・立冬・大雪・小寒があります。
12の「中気」には、雨水・春分・穀雨・小満・夏至・大暑・処暑・秋分・霜降・小雪・冬至・大寒があります。
重要な節気は、立春・立夏・立秋・立冬になります。
重要な中気は、夏至・冬至・春分・秋分になります。
春季間の、1月は立春と雨水・2月は啓蟄と春分・3月は清明と穀雨になります。
夏季間の、4月は立夏と小満・5月は芒種と夏至・6月は小暑と大暑になります。
秋季間の、7月は立秋と処暑・8月は白露と秋分・9月は寒露と霜降になります。
冬季間の、10月は立冬と小雪・11月は大雪と冬至・12月は小寒と大寒になります。
立夏は4月の節気です。
次に、立夏について・立夏の食べ物・立夏の由来などの紹介をします。
立夏
立夏は二十四節気の第7番目になります。
「立夏」から次の節気の「小満」前日までが「立夏」の期間とされています。
立夏は、春が極まり夏の気配が立ち始める日になります。
「暦便覧」では「夏の立つがゆへ也」と記されています。
立夏は春分と夏至の中間になります。
2010年の立夏は5月5日でしたが2011年は5月6日です。
2012年~2014年までの立夏は5月5日です。
2015年の立夏は5月6日でした。
2016年~2018年の立夏は5月5日です。
2019年の立夏は5月6日になります。
次に、立夏の食べ物や立夏の由来について紹介します。
立夏の食べ物
旧暦と新暦では一か月ほどのズレがあります。
旧暦の立夏は新暦では6月になります。
6月になると日本各地で、田植えの神事や豊作を祈願する祭りが行われます。
立夏の田植えの神事で有名なのは大阪の住吉大社の神事です。
大阪住吉大社では毎年6月14日に「御田植(おたうえ)神事」が行われています。
「御田植神事」では、お祓いをうけた女性や子供たちが田植え・踊り・舞を奉納して豊作を祈願します。
住吉大社の「御田植神事」は昭和54年(1979年)に重要無形民俗文化財に指定されています。
立夏の食べ物には特別な行事食はありません。
特別な行事食はありませんが、6月の時期に旬を迎える食べ物を使った美味しい料理を食べるのが良いのではないでしょうか。
立夏の頃に旬を迎える食べ物には、あさり・じゃがいも・ぜんまい・グリーンピース・さやえんどう・アスパラガスなどがあります。
次に、立夏の由来について紹介します。
立夏の由来
立夏には特別な行事食がないので、6月の時期に旬を迎える食べ物を美味しく食べましょう。
立夏の由来は二十四節気になります。
二十四節気では1年を四つに分けて「立」をつけて季節を分けています。
「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」などです。
「立夏」とは、夏が立つ「夏の始まり」になります。
「暦便覧」では、夏立つとして夏の訪れを告げる日が「立夏」になっています。