和菓子の日の由来と嘉祥菓子(がじょうがし)の意味。なぜ食べる?

和菓子の日がいつか知っていますか。

和菓子の日の由来を知っていれば、和菓子好きの女性に自慢ができそうです。

和菓子には多くの種類がありますが、嘉祥菓子というのを知っていますか。

嘉祥菓子の意味を知っていれば和菓子好き女子との会話も弾みそうです。

和菓子とは日本の伝統的なお菓子になります。

明治以降にヨーロッパなどから入ってきた洋菓子に対する言葉として和菓子が生まれました。

和菓子には、餅菓子・羊羹・饅頭・最中・落雁・煎餅などがあります。

近世にスペイン・ポルトガル・オランダなどから伝わって、日本で独自に発展した南蛮菓子も和菓子の一種として考えられています。

和菓子の特徴は、洋菓子に使われている油脂・香辛料・乳製品の使用量が少ないことです。

穀類や小豆・大豆などの豆類・葛粉などのデンプン・砂糖を主原料としています。

和菓子は緑茶に合わせた茶請けだけでなく、年中行事・慶弔事の引き出物などにも用いられています。

和菓子は日本の四季との結びつきも強く、味だけでなく視覚的な美しさ・豊かな季節感の表現も特徴になっています。

 

次に、和菓子の種類・和菓子の日の由来・嘉祥菓子の意味などの紹介をします。

 

和菓子の種類

 

笑顔の日

 

和菓子を水分量で区分すると、「生菓子」・「半生菓子」・「干菓子」になります。

生菓子には、もち菓子・蒸菓子・焼き菓子・流し菓子・練り菓子・揚げ菓子などがあります。

半生菓子には、あん菓子・おか菓子・焼き菓子・流し菓子・練り菓子・砂糖漬け菓子などがあります。

干菓子には、打菓子・押し菓子・掛け菓子・焼き菓子・あめ菓子・揚げ菓子・豆菓子・米菓などがあります。

和菓子を用途別に分類すると、「並生菓子」・「上生菓子」・「茶席菓子」・「式または引菓子」・「蒔菓子」・「工芸菓子」になります。

次に、和菓子の日の由来・嘉祥菓子の意味などの紹介をします。

 

和菓子の日の由来

 

和菓子の日は1979年に全国和菓子協会が制定しました。

和菓子の日は6月16日になります。

和菓子の日は、嘉祥元年(848年)の6月16日に、16個の菓子や餅を神前に供えて疾病よけと健康招福を祈ったことや、江戸幕府が6月16日を「嘉祥の日」として和菓子を与えたことが由来しているようです。

 

嘉祥菓子

 

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和菓子の日は6月16日です。

和菓子の日の由来は、江戸幕府が決めた「嘉祥の日」が由来しているようです。

嘉祥菓子の意味を紹介します。

平安中期の承和年間に疫病が蔓延したことから、仁明天皇が年号を嘉祥と改めました。

嘉祥元年(848年)の6月16日に、16個の菓子や餅を神前に供えて疾病よけと健康招福を祈ったとされています。

それから、6月16日に厄除け・招福を願って菓子を食う「嘉祥菓子」の習俗が、平安期から中世・近世まで存続しました。

江戸幕府は6月16日を「嘉祥の日」として、お目見え以上の身分のものに和菓子を与えていたようです。