鉄分の吸収を悪くする食べ合わせが悪い食べ物は何?
鉄分不足は貧血の原因と考えられます。
鉄分の吸収に悪い食べ 合わせと良い食べ合わせを知ることで美容健康を保てます。
貧血の70%は鉄分不足による鉄欠乏性貧血のようです。
血液中に含まれるヘモグロビンの量が減少すると貧血になります。
ヘモグロビンの働きは、酸素をからだのすみずみまで運搬することです。
血液中のヘモグロビンが減少すると全身が酸素不足になります。
ヘモグロビン不足になると、疲れやすい・めまい・動悸・息切れ・立ちくらみ・頭痛などの症状があらわれます。
鉄欠乏性貧血の改善にはバランスの良い食生活が大切です。
たんぱく質・糖類・脂質・ミネラル・ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
栄養素は1日3回の食事で偏らないでまんべんなく摂取することが大切です。
体内の鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になります。
男性での鉄分の1日必要摂取量は10mgです。
女性での鉄分の1日必要摂取量は12mgです。
鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
身体に吸収されやすいヘム鉄は魚や肉などの動物性の食材に入っています。
身体に吸収されにくい非ヘム鉄は野菜、貝類、穀物に多く含まれているとされています。
鉄欠乏性貧血の改善には身体に吸収されやすい「ヘム鉄」を摂取するようにしてください。
次に、鉄分を豊富に含む食材と鉄分の吸収に悪い食べ 合わせと良い食べ合わせの紹介をします。
鉄分を豊富に含む食材
鉄分が豊富な食材を食べても、身体への吸収を阻害する食材を食べ 合わせれば無駄になります。
食べ合わせ食材には注意が必要です。
鉄分を豊富に含む食材には、岩ノリ・豚レバー・鶏レバー・豆乳・ひじき・かつお・納豆・牛もも肉・きくらげ・えのきだけ・北寄貝などがあります。
鉄分の吸収を良くするには、ヘム鉄と非ヘム鉄を食べ合わせると良いとされています。
鉄分の吸収を良くする食材と食べることで、効率よく鉄分を吸収できます。
鉄分吸収に「悪い食べ合わせ」
鉄分吸収に「悪い食べ合わせ」の食材を紹介します。
せっかく鉄分豊富な食材を食べても、鉄分の吸収を阻害する食べ物を食べては残念な結果になります。
調理の際には食材の組み合わせに注意が必要になります。
鉄分の吸収を妨げる食材には、
・フィチン酸塩を含んでいる、ぬか・ふすま・大豆・玄米などの穀類があります。
・リン酸塩を含んでいる乳化剤・安定剤・防腐剤を使った、ハム・ソーセージ・加工食品・インスタント食品・スナック食品・清涼飲料水などがあります。
・タンニンを含んでいるコーヒー・緑茶・紅茶などがあります。
・カルシウムを含む食材などがあります。
鉄分吸収に「良い食べ合わせ」
鉄分吸収に「良い食べ合わせ」食材は、動物性たんぱく質・ビタミンC・クエン酸などの果実酸を含むものになります。
動物性たんぱく質などの良質なたんぱく質は、鉄と結びついて吸収を促進します。
食品に含まれる鉄は一般的に三価鉄です。
三価鉄がビタミンCと混ざると還元作用を受けて二価鉄になります。
ビタミンCと三価鉄を含む食品を一緒に食べることで身体への吸収が良くなります。
クエン酸やリンゴ酸などの果実酸には、ミネラルを包み込んで吸収しやすくする働きがあります。
果実酸は果物・野菜・穀物などに多く含まれています。
果物自体には鉄分は少ないですが、ビタミンCやクエン酸を多く含むので鉄分が多い食材との組み合わせに適しています。