海藻の食べ過ぎたときの症状。一日の摂取適量はどれぐらい?

海藻の食べ過ぎは甲状腺に良くないようです。

海藻は低カロリーでビタミン類・ミネラル類・食物繊維を含んでいるので美容と健康に最適な食材です。

只、海藻を食べ過ぎるとヨウ素過剰症の症状も現れます。

海藻の一日摂取量はどのくらいでしょうか。

海藻は、藻類のうち容易に肉眼で判別できる海産種群の総称です。

海藻は3つに分類されます。

褐藻類・紅藻類・緑藻類の3つです。

褐藻類には、コンブ・ヒジキ・モズク・ワカメ・ウミトラノオ・ヒバマタ・ホンダワラ・ラッパモクなどがあります。

紅藻類には、アサクサノリ・テングサなどがあります。

緑藻類には、アオサ・アオノリ・カサノリ・サボテングサ・フサイワヅタ・ミルなどがあります。

海藻は海産種群の藻類です。

アマモのように海産植物なのに、陸上植物のように根・茎・葉を有し花を咲かせる種子植物は「海草」として海藻とは区別されています。

海藻は重要な食材として、和食のだし取り・佃煮や汁物の具材・汁物や煮物の具材・煮付け・酢の物・刺身の盛り合わせのツマなどとして使われています。

海藻には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維は食後の血糖値の急激な上昇を抑制する働きがあるので生活習慣病予防に役立ちます。

 

次に、海藻の食べ過ぎ・海藻を食べ過ぎたときの症状・海藻の一日摂取量などの紹介をします。

 

海藻の食べ過ぎ注意

 

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海藻は和食で使われるので食べ過ぎに注意する必要があります。

海藻を食べ過ぎると、甲状腺機能亢進症・甲状腺ホルモン異常・甲状腺肥大などの甲状腺の病気を引き起こす危険性があるとされています。

甲状腺関係の病気を引き起こすのは、改装に含まれているヨウ素(ヨード)です。

ヨウ素は甲状腺ホルモンの構成成分として必要なものですが、ヨウ素を過剰に摂取すると甲状腺の病気のリスクが高まるようです。

日本人は和食で海藻類を食べる習慣があり、海藻を出汁にも利用します。

海藻を食べている意識はなくても、無意識にヨウ素を多く摂取している可能性があります。

健康障害の潜在リスクの目安として示されている、ヨウ素の食事摂取基準(μg/日)の推奨量と耐用上限量は年齢毎に決められています。

海藻の食べ過ぎには注意しましょう。

次に、海藻を食べ過ぎたときの症状や、海藻の一日摂取量などの紹介をします。

 

海藻を食べ過ぎたときの症状

 

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海藻に含まれるヨウ素は無意識に食べ過ぎている可能性があります。

海藻を食べ過ぎるとヨウ素過剰症になります。

ヨウ素過剰症になると、甲状腺機能が一時的に高くなり過ぎたり、逆に甲状腺機能が低下するなどが発生します。

ヨウ素過剰症は1日に3mgを超える摂取で発症する恐れがあるとされています。

ヨウ素過剰症は次のような症状です。

・甲状腺機能亢進症

・甲状腺腫(甲状腺のはれ)

・甲状腺機能減退

・体重減少、頻脈、筋力低下、皮膚熱感などの甲状腺中毒症

・血管浮腫、皮膚および粘膜出血、発熱、関節痛、リンパ節肥大、好酸球増加、蕁麻疹、紫斑病、動脈周囲炎などの過敏症などです。

次に、海藻の一日摂取量などの紹介をします。

 

1日の海藻摂取量

 

海藻を食べ過ぎるとヨウ素過剰症になります。

海藻の食べ過ぎによるヨウ素過剰症の症状は、甲状腺機能亢進症・甲状腺腫(甲状腺のはれ)・甲状腺機能減退他です。

海藻にはヨウ素が豊富に含まれています。

ヨウ素の食事摂取基準(μg/日)の耐用上限量は、

・1~2歳250μg/日・3~5歳350μg/日

・6~7歳500μg/日・8~9歳500μg/日

・11~12歳500μg/日・12~14歳1200μg/日

・15~17歳2000μg/日・18~70歳以上3000μg/日です。

ワカメ10gには240μgのヨウ素が含まれています。

海藻を使った料理を食べるとスグにヨウ素の耐用上限量を超えてしまいます。

只、日本人は世界でもまれに“ヨウ素をたくさん摂っている集団”なのでヨウ素の摂り過ぎには強いようです。