あしたば(明日葉)の栄養、旬な時期、食べ方。生で食べられる?
明日葉(あしたば)は栄養成分豊富な緑黄色野菜です。
明日葉の旬はいつ頃になるか分かれば、栄養たっぷりの料理ができそうです。
あしたば(明日葉)を使った青汁なども人気ですが、生で食べられるのでしょうか?
明日葉は、セリ科シシウド属の植物です。
日本原産の植物で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生しています。
伊豆諸島・伊豆半島・三浦半島および房総半島では古くから自生しています。
明日葉の別名には、八丈草(ハチジョウソウ)・明日草(あしたぐさ)・明日穂(あしたぼ)などがあります。
明日葉は春の季語にもなっています。
次に、明日葉の栄養成分・明日葉の旬・選び方・保存方法・あしたばは生で食べられる?などの紹介をします。
明日葉の栄養成分
明日葉の注目の栄養成分は、フラボノイドのカルコン・クマリン・β―カロテン・食物繊維・ミネラル類やビタミン類などです。
フラボノイドのカルコン(キサントアンゲロール)やクマリンには抗菌作用があります。
中国では薬用に使われていて、明の時代の薬草辞典「本草綱目」にも載っています。
クマリンはアルツハイマーの予防にも効果があると期待されています。
β―カロテンには、抗ガン作用・生活習慣病予防が期待されます。
β―カロテンは体内でビタミンAに変換されます。
髪の健康維持・視力維持・皮膚や粘膜の健康にも役立ちます。
食物繊維は便秘改善や腸内環境改善に役立ちます。
利尿改善・強壮作用もある緑黄色野菜で健康生活しませんか。
明日葉は、万能薬のように言われることもありますが俗信もあります。
枯れる前に掘り起した明日葉の根は薬用として朝鮮人参の代用品にも利用されています。
次に、明日葉の旬・選び方・保存方法・あしたばは生で食べられる?などの紹介をします。
明日葉の旬・選び方・保存
明日葉の栄養成分は豊富なので、明日葉の旬の頃に美味しく食べたいですね。
明日葉の旬は春の2月中旬頃~5月くらいまでになります。
明日葉を選ぶときには、緑色が鮮やかで濃い色の物を選びましょう。
明日葉は、古くなるにつれて色があせて黄色みを帯びてきます。
切り口が新しく変色していなくて茎が細いものを選びます。
明日葉の保存方法は冷蔵保存になります。
濡れた新聞紙やクッキングペーパーで包んでポリ袋等に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
可能な限り立てて保存する方が良いですね。
次に、あしたばは生で食べられるなどの紹介をします。
明日葉は生で食べられる?
明日葉の栄養成分は、明日葉が旬の時期が一番です。
あしたば(明日葉)が生で食べられるのか、気にしている人も多いですね。
生でも食べられますが、独特のクセが強いので「天ぷら」や「バター炒め」や「おひたし」をおススメします。
マヨネーズ和え等にして、独特のクセを抑た料理で食べられるのが一般的です。
伊豆大島では、明日葉を椿油で揚げた「天ぷら」が名物料理になっています。