えんどう豆の栄養、旬の時期、種類、食べ方。大豆より糖質は高い?
えんどう豆の旬・選び方・保存方法を知っていれば、美味しい料理を楽しめます。
エンドウ豆の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。
えんどう豆には豊富な栄養成分が含まれているといわれています。
エンドウ豆は、莢(さや)の硬さで「硬莢種(こうきょうしゅ)」と「軟莢種(なんきょうしゅ)」 があります。
硬莢種はその名の通り莢(さや)が固いので、主として完熟して乾燥した豆を収穫して利用します。
軟莢種は莢(さや)が柔らかいので、未熟な莢を「サヤエンドウ」として利用します。
乾燥前の生の豆を「グリーンピース」にします。
「スナップエンドウ」は軟莢種の中でも豆が大きく成長しても莢が柔らかく、豆と莢の両方を野菜として利用できる品種になります。
硬莢種は古くから乾燥種実として利用されています。
「アオエンドウ」は煎り豆・煮豆・餡(鶯餡)などに加工されています。
「アカエンドウ」は、みつまめ・ゆで豆として利用されています。
「サヤエンドウ」と「グリーンピース」の性質を兼ね備えた「スナップエンドウ」が消費者の人気を集めています。
えんどう豆の原産地は、冬に雨が多い地中海性気候の近東地方です。
えんどう豆は、基本的には秋まきして翌春収穫します。
冬の寒さの厳しい東北北部や北海道では春まきして初夏に収穫しています。
次に、えんどう豆の旬・選び方・保存方法・エンドウ豆の種類・えんどう豆の栄養成分などの紹介をします。
えんどう豆の旬
えんどう豆の旬は、春から初夏の3~6月頃になります。
エンドウ豆は、関東以南では冬に種をまいて春に収穫します。
北海道・東北では、春先に種をまき初夏から夏に収穫します。
えんどう豆は、莢は食べないで中の実だけを食べます。
えんどう豆は、全体にふっくらと膨らみ中の実が十分に成長したものを選びます。
莢の色がみずみずしい緑のものが美味しいですね。
莢が白っぽいのは風味が落ちています。
えんどう豆の保存方法は、冷蔵庫の野菜室での冷蔵保存か冷凍保存になります。
冷蔵保存するときには、乾燥しないように莢のままポリ袋などに入れて密封して冷蔵保存します。
冷蔵保存の賞味期限は2~3日です。
莢からだした豆は水に浸して冷蔵保存にします。
冷凍保存するときには、固めに塩茹でして小分けにして保存します。
次に、エンドウ豆の種類・えんどう豆の栄養成分などの紹介をします。
エンドウ豆の種類
えんどう豆の旬は、春から初夏の3~6月頃です。
エンドウ豆の種類を紹介します。
サヤエンドウは幼い時期に収穫して莢を食べます。
グリーンピース(実エンドウ)は、実が膨らんだ時期に収穫して実を食べます。
スナップエンドウは莢と実を食べます。
豆苗は幼苗を食べます。
サヤエンドウの品種は莢の大きさで分けられます。
莢の大きさで、「絹莢」・「大莢」・別物の「スナップ」に分けられます。
「絹莢」の代表品種には、「成駒三十日」・「美笹」・「ニムラ赤花きぬさや2号」があります。
「大莢」の代表品種には、「仏国大莢」・「オランダ」・「ニムラ大莢オランダ」があります。
「スナップ」の代表品種には、「グルメ」・「スナック」・「ホルンスナック」があります。
実エンドウの品種は含有成分の違いで分けられます。
「糖質型」・「デンプン質型」・「中間型」です。
「糖質型」の代表品種は、「南海緑」・「久留米豊」があります。
「デンプン質型」の代表品種は、「滋賀改良白花1号」があります。
「中間型」の代表品種は、「ウスイ」・「白竜」があります。
次に、えんどう豆の栄養成分などの紹介をします。
えんどう豆の栄養成分
えんどう豆は旬の時期に食べるのが美味しいですね。
エンドウ豆の種類は莢の大きさや含有成分で分けられています。
えんどう豆の注目の栄養成分は、β―カロテン・ミネラル類・ビタミンB群・タンパク質・食物繊維などです。
若いえんどう豆にはβ―カロテンが豊富に含まれています。
β―カロテンには、動脈硬化・心筋梗塞などの生活習慣病を改善する働きがあります。
β―カロテンには、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ効果もあります。
カリウムなどのミネラル類が健康に役立ちます。
ビタミンB1・ビタミンB2や必須アミノ酸のリジンが健康・美容をサポートします。
食物繊維が腸内環境を改善して善玉菌を増やします。