固い鏡餅の簡単な切り方と切ったあとの保存方法
鏡餅(かがみもち)とは、日本の伝統の正月飾りです。
餅を神仏に供える床飾り(正月飾り)になります。
鏡餅は、年神(歳神)への供え物です。
年神(歳神)は穀物神になります。
鏡餅は「年神(歳神)」の依り代です。
正月飾りの鏡餅は固くなります。
鏡餅(固い)の切り方や鏡餅(固い)の美味しい食べ方を知っていれば、お正月の楽しみも増えますね。
切り分けた固い鏡餅の保存方法を知っていれば役立ちますね。
次に、鏡餅の飾り方・鏡餅(固い)の切り方・鏡餅(固い)の食べ方・鏡餅の保存方法などの紹介をします。
鏡餅の飾り方
鏡餅(固い)の切り方・鏡餅(固い)の食べ方・鏡餅の保存方法の前に、鏡餅の飾り方の概要を紹介します。
鏡餅は丸い形をした餅になります。
丸い形の餅は、三種の神器または心臓を形だとされています。
一般的な飾り方では、大小2つの平たい球状の餅と橙(ダイダイ)が使われます。
地域によって飾り方には違いがあります。
鏡餅が三段のものや、二段の片方を紅く着色して縁起が良いとされる紅白としたものなどもあります。
また、餅の替わりに砂糖で形作ったものや、細長く伸ばしたものを渦巻状に丸めてとぐろを巻いた白蛇に見立てたものなどもあります。
現代では入手が難しい橙(ダイダイ)の代わりに温州ミカンを使うこともあります。
三方に半紙を敷いて、その上に裏白(羊歯の一種)を載せます。
裏白の上に大小2つの餅を重ねます。
餅の上に串柿・干しするめ・橙・昆布などを飾ります。
鏡餅の飾り方には地域によっていろいろあります。
串柿が無い地域・餅と餅の間に譲葉を挟む地域もあります。
近年は、鏡餅を後で食べる際の衛生面を考えて、プラスチック容器などに充填した餅・容器に(個別包装された)小さな餅を多数入れたものを使うケースが増えているようです。
プラスチック容器に個包装された餅が入ったプラスチック容器の鏡餅と、プラスチック製の橙などをセットにした商品なども発売されています。
鏡餅を飾る場所は床の間が最も適切ですが、床の間が無い場合は玄関から遠い奥まった位置にするのがふさわしいとされています。
次に、鏡餅(固い)の切り方・鏡餅(固い)の食べ方・鏡餅の保存方法の前に、鏡餅の飾り方の概要を紹介します。
鏡餅(固い)の切り方
鏡餅(固い)の切り方・鏡餅(固い)の食べ方の紹介をします。
固くなった鏡餅の簡単な切り方には3つの方法があります。
レンジで加熱する方法・水につける方法・乾燥させて木槌でたたいて割る方法などです。
レンジでチンする方法は簡単です。
鏡餅の大きさやレンジの加熱機能にもよりますが、1分間程度加熱すればOKです。
レンジで加熱して固いようなら再度加熱してください。
加熱し過ぎると餅が柔らかくなりすぎるので注意してください。
水につける方法も簡単です。
水を入れたボウルに餅を一晩浸します。
乾燥して固くなっている時には木槌で叩いて割る方法もあります。
割った餅を160~180℃の油でキツネ色に揚げれば美味しいですよ。
次に、鏡餅の保存方法の紹介をします。
鏡餅の保存方法
鏡餅(固い)の切り方には、レンジで加熱・水につける方法があります。
乾燥して固い餅は木槌で割る方法もあります。
鏡餅が乾燥して固いときの食べ方では、「おかき」にするのが良いですね。
木槌で割って2~3日更に乾燥させて油で揚げれば美味しい「おかき」になります。
切った固い鏡餅の保存方法はラップに包んで冷蔵庫で保存できます。
ラップに包んで冷蔵保存する場合の賞味期限は3~7日程度です。
切り分けた餅は水につけて冷蔵保存できます。
毎日新しい水と交換すれば、賞味期限を2週間程度に延ばせます。
ラップに包んで冷凍保存する方法もあります。
冷凍保存の賞味期限は2ヶ月程度です。