ケールの効能、栄養、食べ方
ケールは、アブラナ科アブラナ属の葉野菜でキャベツの原種に近い品種です。
地中海沿岸を原産地とするケールが日本に伝わったのは江戸時代になります。
江戸時代に導入された頃は、「羽衣甘藍(はごろもかんらん)」・「緑葉甘藍(りょくようかんらん)」などと呼ばれていました。
結球しないキャベツをイメージすれば分かりやすいと思います。
ケールの茎は直立して、そこに円形から長円形の葉を付けます。
ケールは、高さ1~2mほどにもなります。
葉は縮れているタイプ・縮れていないタイプなどいくつかの品種があります。
イタリア野菜で知られるカーボロネロもケールの一種になります。
ケールに含まれている栄養価や、ケールの美味しい食べ方を知っていれば役立ちますね。
ケールといえば青汁をイメージする人が多いと思います。
一般的なキャベツなどのように葉を食べるよりも、葉をジュースにして青汁として飲むイメージが強い緑黄色野菜ですね。
次に、ケールの種類・ケールの栄養価・ケールの選び方・ケールの保存方法・ケールの食べ方などの紹介をします。
ケールの種類
ケールの種類は3タイプです。
・葉が灰緑色で縮みやしわが多い「カーリーケール」
・葉が青々とし比較的シワが少ない「シベリアンケール系」
・葉が丸くてシワがほとんど無い「コラード系」の3タイプがあります。
青汁などに使われているものは葉も大きく、縮れたカーリーケールなどになります。
食用として市場に出回っているものは、比較的葉が柔らかく縮れの無いコラード系のケールが多いようです。
次に、ケールの栄養価・ケールの選び方・ケールの保存方法・ケールの食べ方などの紹介をします。
ケールの栄養価
ケールは栄養豊富な緑黄色野菜です。
ケールの栄養価では特にビタミン類が高く、緑黄色野菜の中でも多いとされています。
ケールに含まれているのは、食物繊維・タンパク質・ビタミン類・ミネラル類などです。
ビタミン類は、β―カロテン・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB3・パントテン酸・ビタミンB6・葉酸・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKなどです。
ミネラル類は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分・亜鉛・マンガンなどです。
次に、ケールの選び方・ケールの保存方法・ケールの食べ方などの紹介をします。
ケールの選び方・保存・食べ方
ケールに含まれているビタミン類の栄養価は緑黄色野菜の中でも多いとされています。
ケールを選ぶときには、青汁用は葉が大きくて葉の表面にツヤとハリがあって緑色が濃いものにします。
料理用であれば、葉がみずみずしくて活き活きとして大きすぎないで固くないものを選びます。
ケールの保存方法は、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包んでビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
青汁用であれば冷凍保存してもOKです。
ケールは炒め物・煮物・サラダ・和え物などの料理で美味しく食べられます。
ケールは炒め物にすれば美味しく食べられます。
油で炒めれば、ケールに含まれているβ―カロテンやビタミンEなどを摂取しやすくなります。