パクチーの栄養価、旬の時期、食べ方、コリアンダーとの違い
パクチーの栄養とカラダへの効能など知っていれば食生活を豊かにできます。
タイ語で「パクチー」と呼ばれる香草は、独特でクセのある香りが特徴とされています。
パクチーはセリ科の一年草で、30~90cmほどまで育ちます。
中国・東南アジア・中南米で食べられています。
パクチーは、中国では「香菜(チャンツァイ)」・中南米では「シラントロ」と呼ばれています。
パクチーは、エスニック系の料理には欠かせない香草ですね。
トムヤムクンやラクサには必ずパクチーが入っています。
クセのある香りの香草なので、好き嫌いが大きく分かれる食材ですね。
次に、パクチーの栄養成分と効能・パクチーの旬と食べ方・パクチーとコリアンダーの違いなどを紹介します。
パクチーの栄養と効能
パクチーは、中国医学では生薬のひとつとして、「炎症を緩和する」・「気分を落ち着ける」・「体内の毒素を排泄する」等に使われているようです。
葉は主に薬味として利用されています。
ゲラニオール・リナロール・ボルネオールなどの香り成分を含んでいるので、独特の風味があります。
パクチーの風味を嫌う人には、カメムシのような風味だと感じるようです。
パクチーに含まれている栄養成分では、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維が豊富です。
ビタミン類では、ビタミンC・β―カロテン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンEなどが豊富に含まれています。
ゲラニオール・リナロール・ボルネオールなどの香り成分には、胃腸の働きを助ける作用があります。
ゲラニオールには、女性ホルモンのエストロゲンの働きを高める作用もあります。
ホルモンバランスを正常化する効能があるので、ゲラニオールは更年期障害の予防に役立つと考えられています。
次に、パクチーの旬と食べ方・パクチーとコリアンダーの違いなどを紹介します。
パクチーの旬と食べ方
パクチーに含まれる栄養成分はビタミン類が豊富です。
香り成分は更年期障害の予防効果が期待されます。
パクチーは通年で回っているので旬を感じることはあまりありません。
露地栽培のパクチーが美味しいのは春季~初夏になります。
静岡県や岡山県での生産が多くなっています。
パクチーは独特のクセのある香りがポイントです。
生のまま使うことが多いですが、茎や根の部分は煮込み料理の風味付けにおススメします。
パクチーを美味しく食べられる料理は、サラダ・生春巻き・フォーやスープのトッピング・炒め物・魚料理、などになります。
次に、パクチーとコリアンダーの違いを紹介します。
パクチーとコリアンダーの違い
パクチーに含まれている栄養成分ではビタミン類が豊富です。
パクチーは通年で回っているので旬を感じることはありませんが、春~初夏が美味しく食べられます。
パクチーとコリアンダーには違いはありません。
パクチーというのは「タイ語」になります。
コリアンダーは英語での読み方で英語表記では「coriander」になります。
中国語では「香菜(シャンツァイ)」と呼ばれています。
パクチーとコリアンダーと香菜は違う野菜と思っている人も多いようです。