ユリ根の効能、栄養、食べ方

ユリ根を食べたことがない人は、食べてみませんか。

ユリ属植物の鱗茎であるユリ根は栄養豊富で、漢方薬としても使われています。

ユリ根とは、ユリの葉が変形した鱗茎です。

鱗茎に養分が貯蔵されているので栄養豊富です。

ユリ根の栄養価やユリ根の食べ方を知っていれば、健康・美容に役立てられそうです。

ユリ根は、灰汁(アク)が少ない種を食べます。

ユリの鱗茎は無皮鱗茎のため、乾燥・高温・過湿などには弱くなっていますが、皮がないのでそのまま食べられます。

ユリ根は、茶碗蒸しなどに入れて美味しく食べられます。

 

次に、ユリ根のこと・ユリ根の栄養価・ユリ根の選び方・保存方法・ユリ根の食べ方などを紹介します。

 

ユリ根

 

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ユリ根を漢字表記すると「百合根」になります。

ユリ根(百合根)は、古くから食用や薬用として利用されてきました。

ユリ根として食べるユリの種類は、「鬼ユリ(オニユリ)」・「小鬼ユリ(コオニユリ)」などです。

「鬼ユリ(オニユリ)」・「小オニユリ(コオニユリ)」の隣茎(球根)を食べます。

ユリ根の名称は、たくさんの燐片が重なっている隣茎の形から「百合」の字が当てられたと言われています。

ユリ根は名称に「根」がついていますが「根」ではありません。

「隣茎」の字に「茎」が使われているように葉が変形したものです。

現在、食用として栽培されているユリ根の95%は苦みの少ない「小鬼ユリ」です。

ユリ根の栽培は時間がかかり、種球から始めると6年もかかるそうです。

畑に植え付けするまでに3年、畑に植え付けてから更に3年の月日を必要になるようです。

ユリ根の主な産地は北海道の「真狩」です。

北海道全体で全国の約95%を生産しているようです。

ユリネの旬は、晩秋から冬になります。

ユリ根は、収穫してから2~3ヶ月寝かせるとデンプンが糖分に変わって甘味が増し美味しくなります。

正月料理に使われる事が多い食材なので12月に出荷のピークをむかえます。

次に、ユリ根の栄養価・ユリ根の選び方・保存方法・ユリ根の食べ方などを紹介します。

 

ユリ根の栄養

 

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ユリ根の栄養価ではミネラル類のカリウムが高いですね。

ユリ根に含まれているカリウム含有量は、野菜の中ではトップクラスです。

カリウムには、高血圧の予防・筋肉の収縮をスムーズにする働きなどがあります。

腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄をカリウムが促します。

ユリ根には、タンパク質・食物繊維・ビタミン類・ミネラル類が含まれています。

ビタミン類では、ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビタミンCなどです。

ミネラル類もカリウムだけではなく、マグネシウム・カルシウム・リン・鉄分なども含まれています。

次に、ユリ根の選び方・保存方法・ユリ根の美味しい食べ方などを紹介します。

 

ユリ根の選び方・保存・食べ方

 

ユリ根の栄養価ではカリウムが高いですね。

ユリ根の選び方は、全体に色が白くて鱗片にハリがあって重なり合っていて硬く締まっているものになります。

傷や黒ずみのないものを選んでください。

全体的に紫色がかったものは苦みが強い傾向なので避けます。

パックに詰めの場合は、“おがくず”と一緒に詰められた丸のままの物を選びます。

丸のままのユリ根の保存方法は、そのまま“おがくず”に埋めたまま袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

賞味期限は1ヶ月程度です。

“おがくず”が無くて剥きだしの場合は、新聞紙などで包んで袋に入れてから、冷蔵庫の野菜室で保存します。

ユリ根は水気に弱くて傷みやすくなるので、新聞紙は濡らさないでください。

鱗片が一枚ずつバラの場合は、サッと塩茹や蒸してからラップにつつんで冷凍します。

ユリ根の食べ方には、茶わん蒸し・含め煮・蒸し物などがあります。

ユリ根は加熱するとジャガイモのようにホクホクした食感になります。

アルミホイル焼きして、塩とバターをのせて食べると美味しいですね。