フルーツポンチの味とポンの意味、豆知識

フルーツポンチは、フルーツパンチとも呼ばれることがあります。

フルーツポンチ(フルーツパンチ)の英語表記は「Fruit punch」になります。

 

次に、フルーツポンチのこと・フルーツポンチの意味・フルーツポンチの豆知識・フルーツポンチの味などの紹介をします。

 

フルーツポンチ(フルーツパンチ)

 

fruit_punch

 

フルーツポンチの意味は、果汁等を混ぜたアルコール飲料に切ったフルーツを入れた飲み物です。

フルーツポンチ(フルーツパンチ)に使われている「ポンチ(パンチ)」は、ポンチ酒やパンチと呼ばれるアルコール飲料のことです。

現在のフルーツポンチは、アルコールを含まない飲み物も多くなっています。

次に、フルーツポンチの歴史・フルーツポンチの豆知識・フルーツポンチの味などの紹介をします。

 

フルーツポンチの歴史

 

Bowle_Steinhude_2009_20090822_3

 

フルーツポンチの意味は、アルコール飲料のポンチ(パンチ)と果汁を混ぜてからカットフルーツを入れて飲む飲料になります。

アルコール飲料のパンチ(ポンチ)は、17世紀以前の西ヨーロッパで生まれた飲料だと考えられています。

特にイギリス周辺で生まれたと考えられています。

パンチ(ポンチ)の原型は、蒸留酒(アラック)・砂糖・レモン汁・水・紅茶または香辛料の5つの材料を使った一種のカクテルです。

パンチ(ポンチ)は、サンスクリット・ヒンディー語・マラーティー語等で「5種」を意味する「パーンチ」に由来するとする説が有力とされています。

パンチ(ポンチ)がヨーロッパに広がったのは、イギリス東インド会社の船員が、インドから製法をイギリスに持ち帰ったことが始まりだと考えられています。

1600年頃の英語の文献には、「パンチポット」の形で記されているようです。

パンチボウルという大きなボウルに入れて供し、柄の長い専用の杓子でパンチグラスに注いで飲まれていたとされています。

当初は温かくして飲む飲料でしたが、19世紀頃から冷たくして飲まれるようになったようです。

次に、フルーツポンチの豆知識・フルーツポンチの味、などの紹介をします。

 

フルーツポンチの豆知識

 

フルーツポンチの意味は、ポンチ酒(パンチ)と果汁を混ぜたものにカットフルーツを入れたものです。

フルーツポンチの豆知識を紹介します。

フルーツポンチの原型は「パンチ(ポンチ)」です。

パンチ(パンチ)が日本に伝わったのは江戸時代です。

オランダ商船等を通じて日本に伝わりました。

当時は、オランダ語の「pons」から「ポンス」と呼ばれていたようです。

「楢林雑話(1799年)」には、「和蘭の酒をポンスと云、これを製するには、焼酎一杯、水二杯沙糖宜きほどに入、肉豆蒄、香気あるために入」と記されています。

「ポンス」の言葉は、後に酒だけではなく酸味の果汁を指すようになって、「ポン酢」の語源となったと言われています。

明治時代になると、英語の「punch」からの音訳で「ポンチ」や「ポンチ酒」等と言ったようです。

20世紀初頭に日本初のフルーツパーラーとして開業した銀座千疋屋で「フルーツポンチ」が提供されました。

銀座千疋屋の「フルーツポンチ」は、パンチに果物を多く入れて、特注のステムの長いグラスに盛ってありました。

「パンチ」ではなく「ポンチ」としたのは、当時流行した風刺絵のポンチ絵を意識してのことだと言われています。

1984年には日本コカ・コーラ社が、ファンタの「フルーツパンチ」味を販売しました。