アンデスメロンとマスクメロンの名前の由来と違い

メロンは美味しい果物ですね。

ケーキやフルーツ系のスィーツなどにも使われています。

美味しい人気のメロンにアンデスメロンやマスクメロンがあります。

アンデスメロンとマスクメロンの違いが分かりますか。

メロンのことを知っていると、子供食べる時に自慢できそうです。

メロンの原産地は、北アフリカや中近東地方だと推定されていましたが、最近の遺伝子研究でインドが原産地と分かったようです。

メロンは、紀元前2000年頃に栽培が始まったとされています。

原産地から西方に伝わった品種群をメロンと呼んで、東方に伝わった品種群を瓜(ウリ)と呼んだとされています。

日本のマクワウリなどは、インドの原産地から東方に伝わった品種群になります。

 

次に、メロンのこと・アンデスメロンとマスクメロンの違い、などの紹介をします。

 

メロン

 

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メロンの果実の多くは球形ですが、ラグビーボール形・こん棒形・細長い形のタイプもあります。

メロンの表面は白色・緑色・黄色などが多く、複数の色が混ざる種もあります。

メロンの表面に網目が生じる種と生じない種があります。

表面に網目を生じる網系の種にはアミメロンがあります。

表面に網目を生じない網なし系の種にはアミナシメロンがあります。

日本で流通しているアミメロンは、品質を高めるために1本の蔓から通常1個しか収穫しません。

主なネットメロンの品種は受粉してから食べ頃までの日数が特定されています。

メロンの表面のネットは、かさぶたのようなもので、果実の成長期に果肉と表皮の伸長率のずれによって生じるひび割れを塞ぐ分泌物から形成されるとされています。

メロンの果実は熟すと甘くなりますが、酸味が含まれる場合もあります。

メロンは果肉色によっておおきく3つに分けられます。

メロンの果肉色は、主に赤肉種・青肉種・白肉種に分類されています。

赤肉種のメロンには、赤色系(橙色)夕張メロン・クインシーメロンなどがあります。

青肉種のメロンには、緑色系(黄緑色)アンデスメロン・プリンスメロン・タカミメロン・アールスメロンなどがあります。

白肉種のメロンには、白色系(乳白色)ホームランメロン・ハネデューメロンなどがあります。

次に、アンデスメロンとマスクメロンの違いを紹介します。

 

アンデスメロン

 

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アンデスメロンとマスクメロンの違いを分かるために「アンデスメロン」の概要を紹介します。

アンデスメロンは、1977年に「サカタのタネ」が開発した品種のメロンです。

日本で生産・出荷される緑肉ネット系品種のハウスメロンとして人気があります。

アンデスメロンの両親は(コサック×リオゴールド)×(アールス×ハネデュー)の一代交配種になります。

アンデスメロンの特徴は、アールスメロンと同じく、果皮表面には網目(ネット)を生じていて果肉は黄緑色です。

アールスメロンに似た外観・味を持ちながら価格が安いので人気があります。

アールスメロンよりもネットの盛り上がりに乏しく細くなっています。

 

マスクメロン

 

アンデスメロンとマスクメロンの違いを分かるために「マスクメロン」の概要を紹介します。

マスクメロンの英語表記は「muskmelon」です。

マスクメロンは、麝香(musk) のような強い芳香を持つメロンの総称になります。

マスクメロンの別名には「ジャコウウリ」があります。

日本では、主にアールスフェボリットやその系統の品種のことを指していて品種名ではありません。

マスクメロンの果実は球形で、果皮表面には、コルク質の網目を生じています。

果肉は黄緑色で、果汁が多く、非常に甘いので子供や女性が大好きな果物になっています。

マスクメロンの栽培は非常に難しいとされています。

主なマスクメロンには、カンタルペンシス群・レティクラトウス群などがあります。

網メロンの代表品種のアールスフェボリットは略してアールスメロンと呼ばれています。

赤肉種メロンの代表格の夕張メロンは、アールスフェボリットとスパイシーカンタロープの交配種になります。