ハリギリの保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?

ハリギリの保存方法を知っていれば、旬の山菜を美味しく食べられます。

ハリギリを漢字で書くと「針桐」になります。

ハリギリはウコギ科の落葉高木の広葉樹になります。

葉柄は長さ10~30cmで葉身が掌状に5~9裂して天狗の扇のような形をしているので「テングウチワ」と呼ばれることもあります。

ハリギリ(針桐)の幹は高さ10~20mで直立しています。

ハリギリは別名のセンノキ(栓の木)・ミヤコダラ・テングウチワ・ヤマギリなどとも呼ばれます。

日本全土に分布している広葉樹で、朝鮮半島や中国の山地にも分布しています。

若木は枝や樹幹にとげがあります。

老木になるに従ってとげは鋭さを失って瘤になります。

ハリギリの特徴は幹の樹皮に深く縦に入った筋(裂け目)です。

北海道にはハリギリの大きな木が多くあります。

明治末には下駄材として本州に出荷されていました。

現在でも国内産のハリギリの9割は北海道産だと言われています。

ハリギリの芽は山菜として食べられます。

同じウコギ科のタラノキやコシアブラ・ウドなどと同様にハリギリの芽は山菜として美味しく食べられます。

見た目はタラノキの芽に良く似ていますが、苦味・えぐみなどのアクがやや強いので苦手の人もいます。

苦み・えぐみが強いので、ハリギリの芽はタラの芽と区別して食用にしない地方もあります。

苦み・えぐみを取り除くにはシッカリとした灰汁抜きが必要になります。

シッカリアク抜きをすればコシアブラ同様に非常に美味しく食べられます。

 

次に、ハリギリやハリギリの保存方法の紹介をします。

 

ハリギリ

 

山菜のハリギリ

 

ハリギリを山菜として食べてみませんか。

苦み・えぐみが強いですがアク抜きをシッカリすれば美味しく食べられます。

食べられるのは芽と若葉になります。

ハリギリの仲間のウコギ科の山菜にはたらの芽やコシアブラもあります。

ウコギ科の植物の見分け方は天狗の扇のような形の葉なので比較的見つけるのは簡単です。

たらの芽と比べてハリギリの芽は採取されることが少ないのでおススメです。

タラノキよりもハリギリの棘が大きいのが特徴です。

仲間のウコギ科のコシアブラには棘はありません。

 

ハリギリの保存方法

 

ハリギリの脇芽

 

ハリギリはウコギ科の仲間のコシアブラと同様に日持ちしない山菜です。

山で採取したらその日にアク抜きして調理して美味しく食べてください。

採取した日であれば直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で常温保存できます。

採取した日に食べられないときには、アク抜きして冷蔵庫の野菜室で保存してください。

賞味期限は2~3日程度です。

 

冷凍保存

 

ハリギリの保存方法には冷凍保存があります。

山菜を美味しく食べるには採取した日にアク抜きして調理してください。

長期保存するにはアク抜きしてから水気を切ってからアルミパッドなどに小分けして重ねないで並べて急速冷凍します。

急速冷凍してから小分けにしてラップに包んでフリーザーパックなどに入れて冷凍保存します。