えんどう豆、グリーンピース、枝豆、大豆の違い
えんどう豆とグリーンピースの違いや、枝豆と大豆の違いが気になったことはありませんか。
日本のえんどう豆の栽培種には、ウスイエンドウ・キヌサヤエンドウ・オランダエンドウなどがあります。
えんどう豆の別名には、エンドウやノラマメなどがあります。
サラダで美味しいスナップエンドウはアメリカから導入されたえんどう豆の品種です。
スナップエンドウの特徴は、莢(さや)が柔らかいので莢と豆の両方を食べられます。
肉厚の莢には甘みがあるので、サッと塩ゆですれば鮮やかな緑と甘みを楽しめます。
スナップエンドウは、サラダで食べるのも美味しいですが天ぷらもおススメします。
スナップタイプエンドウ・スナックタイプエンドウ・スナックエンドウとスナップエンドウは同じものです。
農林水産省によってスナップエンドウが正式名称になっています。
次に、えんどう豆とグリーンピースの違いや枝豆と大豆の違いなどを紹介します。
えんどう豆
えんどう豆とグリーンピースの違いを知るために、えんどう豆の概要を紹介します。
えんどう豆は、食用となっているマメ科の野菜です。
えんどう豆の原産地は、冬に雨が多い地中海性気候の近東地方になります。
えんどう豆の「莢(さや)」の硬さによって、硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)があります。
硬莢種は莢(さや)が固く、主に完熟して乾燥した豆を収穫して利用しています。
軟莢種は莢(さや)が柔らかいので、未熟な莢をサヤエンドウとして利用します。
最近人気のスナップエンドウは軟莢種です。
スナップエンドウは豆が大きく成長しても莢が柔らかいので、豆と莢の両方を野菜として利用できる品種になります。
えんどう豆は、基本的には秋まきして翌春収穫する野菜です。
冬の寒さの厳しい東北北部や北海道では春まきして初夏に収穫しています。
グリーンピース
えんどう豆とグリーンピースの違いを知るために、グリーンピースの概要を紹介します。
グリーンピースは、軟莢種のえんどう豆の未熟な種子を食用にしたものです。
グリーンピースの別名には、アオエンドウやミエンドウなどがあります。
グリーンピースの旬は晩春から初夏になります。
グリーンピースのほとんどは、缶詰と冷凍食品に加工されて生豆として出荷されるのは少なくなっています。
グリーンピースとリョクトウ(緑豆)を同じものと思っている人もいますが別の植物です。
うぐいす豆はグリーンピース(アオエンドウ)を甘く煮詰めたものです。
うぐいす豆は、和菓子や菓子パン・蒸しパンに使われています。
枝豆と大豆の違い
えんどう豆とグリーンピースには品種の違いはありません。
軟莢種のえんどう豆の未熟な種子を食用にしたのがグリーンピースです。
えんどう豆とグリーンピースが同じ植物であるように、枝豆と大豆も同じ植物です。
枝豆は大豆の未熟な状態のものになります。
大豆になる前に収穫されたものが枝豆です。
枝豆と大豆は同じ植物ですが栄養成分には差があります。
100g当たりの栄養成分を比較すると、ビタミンC以外の栄養成分は大豆の方が多くなっています。