トレビスの旬な時期、栄養、食べ方、保存方法、チコリとの違い
トレビスはヨーロッパ原産のキク科キクニガナ属の野菜になります。
チコリ(アンディーブ)と同じ仲間の野菜です。
トレビスという呼び名はフランス語の呼び名になります。
トレビスの名前は、イタリアの産地の「トレビーゾ(Treviso)」の地名からつけられました。
トレビスはイタリアでラディッキオとしてポピュラーな野菜です。
イタリアで人気のラディッキオの仲間にはいくつかの種類があります。
縦に長くなるトレビーゾ・葉が細いタルティーボ・結球するプレコーチェなど、主な産地の名前がつけられています。
トレビスは、アメリカではレッドレタスと呼ばれています。
トレビスと紫キャベツはよく似ていますが、紫キャベツとは別の植物です。
紫キャベツは軸の部分も紫色で、ボール状の固まり全体が濃い紫色となっています。
トレビスの軸部分は白く、刃先の部分が赤紫色になっています。
キャベツの香りは無く苦味があります。
トレビスの葉はキャベツと違い薄く柔らかくなっています。
次に、トレビスの旬・トレビスの栄養・トレビスの味・トレビスとチコリの違い・トレビスの食べ方などの紹介をします。
トレビスの旬・栄養・味
トレビスの日本全体での旬は、11~3月になります。
長野県の高原産の旬は6~10月になります。
イタリア産やアメリカ産のトレビスは通年流通しています。
トレビスの注目の栄養成分はアントシアニンです。
トレビスの赤紫色はポリフェノールの一種のアントシアニンです。
アントシアニンには強い抗酸化力があるとされています。
アントシアニンには、生活習慣病やガンの原因と考えられる活性酸素を抑制する働きがあります。
アントシアニンにはアンチエイジング効果もあります。
トレビスには、ビタミン類やミネラル類も含まれています。
トレビスは紫キャベツとよく似た外見をしていますが、キャベツの味や香りではなく苦味があります。
葉も薄く柔らかくなっています。
次に、トレビスとチコリの違い・トレビスの食べ方などの紹介します。
トレビスとチコリの違い?
トレビスの旬は11~3月になります。
トレビスの注目の栄養成分はアントシアニンです。
トレビスの美味しい苦味を楽しみませんか。
トレビスとチコリの違いが分かるためにチコリの概要を紹介します。
チコリはキク科で和名はキクニガナ(菊苦菜)になります。
チコリの原産はヨーロッパから中央アジアにかけての地域です。
チコリには、結球品種・半結球品種・早生・晩成種などがあります。
チコリのことは、日本ではフランス流のトレビスという名で流通しています。
チコリもキク科キクニガナ属でトレビスと風味が似ていて、サラダやソテーなどにして食べます。
トレビスには、チコリのように細長い形をしたものもありますが、日本では丸く結球したものが一般的です。
日本では、細長いものはチコリとして扱われる場合が多いようです。
トレビスは、赤チコリー(レッドチコリー)・赤レタス・葉チコリー(リーフチコリー)といわれることもあります。
トレビスとチコは、風味や食べ方の違いはありません。
次に、トレビスの食べ方を紹介します。
トレビス 食べ方
トレビスは旬の時期が美味しいですね。
トレビスの栄養成分を美味しく摂取するなら、トレビスの味を活かした料理で食べてください。
トレビスとチコリは風味や食べ方では違いはありません。
トレビスの食べ方では独特の強い苦味を活かすことが大切です。
露地栽培の葉や根には独特の強い苦味があります。
トレビスの葉はレタスよりシッカリとした歯ざわりがあります。
キャベツのようなシャキシャキ感はありませんが、食べるとトレビス特有の苦味を味わえます。
トレビスを使った料理のポイントは、美しい赤紫色とトレビス特有の苦味の活かし方です。
トレビスを加熱すると苦味が増します。
苦味がある野菜なので、小さな子供には向いていません。