チェリモヤの旬な時期、栄養、食べ方、保存方法。アテモヤとの違い
チェリモヤは、バンレイシ科・バンレイシ属の果実になります。
チェリモヤの原産地は、南米の赤道直下のペルー・エクアドル・コロンビア南部のアンデス山脈です。
アンデス山脈は標高が高いので、赤道直下でも年間通じて10~20℃の気温です。
チェリモヤは、涼しい環境で生育しているので熱帯性の果実とは違います。
チェリモヤの果実は独特の形をしていて、中の果実はその味や食感から「森のアイスクリーム」と表現されることがあります。
アメリカではチェリモヤのことを「カスタードアップル」と呼ぶこともあります。
チェリモヤの現地での意味は「冷たい果実」・「冷たい乳房」と言う意味になります。
チェリモヤを世界の三大美果の一つだという説もあります。
チェリモヤとアテモヤは違う種類の果実です。
チェリモヤはバンレイシ科・バンレイシ属の果物ですが、アテモヤはアメリカで育成されて1913年に初めて結実した果実です。
アテモヤは、「バンレイシ(釈迦頭)」と「チェリモヤ」を掛け合わせた熱帯フルーツになります。
次に、チェリモヤの旬・チェリモヤの栄養・チェリモヤの食べ方・チェリモヤの選別方法や保存方法の紹介をします。
チェリモヤの旬
チェリモヤの果実は、表面に粗いウロコのような模様があり産毛などはありません。
大きさは、直径10~15cmで、果実を横から見るとハートのような形をしています。
果皮は追熟前は緑色ですが、熟すと薄い茶色を帯びます。
樹上では熟さないので、キウイフルーツのように収穫後に追熟させてから食べる果実です。
未熟なうちは香りがなく果実も固いですが、追熟させて少し柔らかくなると甘い香りを放ちます。
甘い香りが匂ったら食べ頃のサインです。
チェリモヤの収穫時期と旬は輸入ものと和歌山県産では違います。
輸入物は主に夏から晩秋に掛けてチリ産が、冬から初夏に掛けてカリフォルニア産が出回ります。
和歌山県産は9月頃~翌1月頃まで出回ります。
輸入物のチェリモヤには特に旬はありませんが、和歌山県産は10~12月頃が旬になります。
次に、チェリモヤの栄養・チェリモヤの食べ方・チェリモヤの選別方法や保存方法の紹介をします。
チェリモヤの栄養
チェリモヤの旬は輸入物と和歌山県産で変わります。
チェリモヤに含まれている栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類です。
ビタミン類は、ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・カロテン・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビタミンCなどです。
ビタミンCが豊富に含まれています。
ミネラル類は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄などです。
チェリモヤの食べ方は、追熟させて生で食べるのが美味しいです。
追熟させて食べごろになったら冷蔵庫で冷やすと美味しいですね。
アイスクリームのようにスプーンですくって食べられます。
裏ごしすればアイスクリームになります。
スムージーにしても美味しいです。
次に、チェリモヤの選別方法や保存方法の紹介をします。
チェリモヤの選別と保存方法
チェリモヤは旬の時期に追熟させて食べると美味しいですよ。
チェリモヤにはビタミンCなどの栄養成分が含まれています。
チェリモヤの食べ方は、追熟させて生で食べるのが一番です。
チェリモヤの選び方は、ふっくらと丸みがあって全体的に緑がキレイなものです。
表皮に傷があるのは避けます。
表皮のうろこ状の模様が大きい方が美味しいという人もいます。
チェリモヤの保存方法は、追熟中は常温保存です。
追熟の適温は20~25℃だと言われています。
30度以上の場所や冷蔵庫の中では追熟しません。
熟したチェリモヤは発酵が始まり痛みが早くなるので冷蔵庫に入れて美味しいうちに食べます。