おせち料理の保存方法 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?

おせち料理の保存方法を知っていればいつまでも美味しく食べられます。

「おせち」とは暦上の節句になります。

節句に食べる料理を「おせち料理」と呼んでいました。

節句の一番目にあたる正月の料理を現在では「おせち料理」と呼んでいます。

「おせち料理」を重箱に入れるのは、めでたさを重ねるという縁起かつぎの意味があります。

そのため地方ごとに「おせち料理」の中身は違いますが、入れ物は重箱になります。

「おせち料理」は各地方の料理などが混ざり合って出来た家の祝い膳です。

毎日忙しい主婦から、正月三が日は家事を解放しようなどの意味も含められています。

そのため「おせち料理」には保存の効く食材が入れてあります。

「おせち料理」の基本の重ねは四段重ねです。

上から一の重・二の重・三の重・与の重になります。

一の重には、数の子・黒豆・ごまめなどを主にしています。

二の重には、伊達巻・きんとんなどの甘いものを主にしています。

三の重には、海の幸の魚や海老の焼き物などになります。

与の重には、山の幸の野菜類の煮物などになります。

次に、おせち料理の保存方法を紹介します。

 

おせち料理の保存方法

 

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昔は、おせち料理は日持ちするように濃い味付けで作られていました。

おせち料理は、直射日光の当たらない10°以下の部屋(冷暗所)であれば長持ちします。

しかし、最近は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を考慮して薄味のものが好まれています。

薄味の料理は温度が高いような場所では傷みやすくなります。

最近の家屋は暖房が良好なのでおせち料理が傷みやすくなっています。

日持ちするように作られたおせち料理でも3~4日程度を目安に食べた方が適切です。

 

おせち料理の冷蔵保存

 

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最近の家屋は暖房が良好で冬季でも室温が高くなっています。

おせち料理は常温保存ではなく冷蔵庫で保存したほうが安心です。

冷蔵庫に入りきらないときには段ボールや発泡スチロールに保冷剤を入れて重箱ごと冷やす方法もあります。

料理ごとに小分けして、冷蔵庫で保存して食べるときに温めるようにすれば美味しく食べられます。

賞味期限(保存期間)は、具材や調理方法でも変わりますが手作りだと3~4日を目安にしたいですね。

 

おせち料理の冷凍保存

 

調理されている食材は冷凍保存できます。

注意したいのは料理によって解凍したときに食感や味が変わることです。

具材によっては美味しくなくなる料理もあります。

冷凍するときには乾燥を防ぐために料理ごとに小分けにしてラップで包んで空気を抜いたフリーザーバッグに入れ保存します。

美味しく食べるのであれば冷暗所での常温保存や冷蔵庫での保存をおススメします。