こしあぶらの保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
「こしあぶら」の保存方法を知っていれば春の旬の山菜を美味しく食べられます。
北海道・本州・四国・九州に「こしあぶら」は分布しています。
山・丘・林道脇などの日当たりのよい明るい斜面に元気に分布します。
冷温帯林の日当たりの良い場所を好みます。
「こしあぶら」は樹高が7~10m程になるウコギ科ウコギ属の落葉高木です。
枝や樹肌は灰白色です。
掌状複葉の葉には長さ10~20cm葉柄があります。
枝先に円錐花序を伸ばして多数の黄緑色の花を咲かせます。
花が開花するのは8~9月頃になります。
ウコギ科の「こしあぶら」の仲間にタラノキがあります。
タラノキの新芽は「たらの芽」として「こしあぶら」の新芽と同様人気のある山菜です。
ほのかな苦み・もっちりした食感の「たらの芽」は、山菜の王様と呼ばれています。
「こしあぶら」とタラノキの新芽を天ぷらで食べてみませんか。
春を伝える旬の山菜を食べれば心も元気になります。
春先に伸びる独特の香りを持つ「こしあぶら」の新芽は、大きくなる前に摘みます。
食べるときには芽の元のハカマの部分を取り除いてアク抜きして調理します。
肥沃な土地に育っている「こしあぶら」は美味しくなります。
肥沃な土地に生育している「こしあぶら」の新芽は太くて養分がタップリ含まれているので美味しさもアップしています。
次に、「こしあぶら」や保存方法について紹介します。
こしあぶら
春の香りを食べられる旬の山菜の「こしあぶら」の新芽には強い苦味があります。
苦みやえぐみはアク抜きをすることで改善できます。
苦み・えぐみを和らげる調理方法では天ぷら・油炒めをおススメします。
シッカリアク抜きすれば、炊き込みご飯・おひたし・和え物などにしても美味しく食べられます。
「こしあぶら」は保存食として塩漬けにして食べられます。
「こしあぶら」は低カロリーで食物繊維が多い山菜なので便秘やダイエットにおススメの食材です。
「こしあぶら」の葉には血圧低下効果があるケンフェノール・イソクエルチトルリンが含まれています。
動脈硬化・抗酸化作用・抗菌作用・制ガン作用効果が期待されるポリフェノールも含まれています。
「こしあぶら」の常温保存
「こしあぶら」だけでなく山菜は日持ちしない食材です。
山菜を採取したら新鮮なうちにアク抜きして調理する方が美味しく食べられます。
「こしあぶら」を採取したら、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で保存してその日のうちにアク抜きして調理して食べましょう。
1日では食べきれないときにはアク抜きをして冷蔵庫の野菜室での保存をおすすめします。
冷蔵庫に保存するときには乾燥しないように保護してください。
冷蔵庫の野菜室に保存しても2日程度しか賞味期限はありません。
山菜は採取したらスグに食べるのが美味しく旬を味わえる方法です。
長期保存
「こしあぶら」の長期の保存方法には冷凍保存と塩漬けや味噌漬け保存があります。
冷凍保存する場合はまずアク抜きをします。
シッカリアク抜きしたらアルミプレーとなどに水切りした「こしあぶら」を重ねないように並べて急速冷凍します。
急速冷凍した「こしあぶら」は小分けにしてラップに包んでフリーザーパックなどに入れて冷凍保存します。
塩漬け保存ではアク抜きしてから塩漬けや味噌漬けにします。