人参の保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
人参の保存方法は他の野菜に比べると容易です。
人参の保存方法には、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。
人参は免疫力を高める食材なので上手に保存して美味しく調理してください。
人参の効能には、風邪の予防・血圧降下・視力回復・乾燥肌・貧血・冷え性・便秘・美肌・むくみ改善などがあります。
人参には東洋種と西洋種があります。
スーパーに並んでいるのは西洋種が多いですね。
東洋種の人参では赤みの強い金時にんじんなどがあります。
金時にんじんは関西地方で調理に使われています。
ごぼうのように長い人参を見たことはありませんか。
ごぼうのような長い人参も東洋種になります。
東洋種と西洋種を比べると、西洋種にはカロチンなどの含有量が多いなどの栄養面のメリットと栽培が簡単というメリットもあります。
最近では、栄養面や生産性から西洋種が多く食べられるようになっています。
人参は調理方法がいろいろ試せる優れた野菜です。
生のサラダ・煮物・野菜炒め・漬物などいろいろな食べ方ができます。
万能野菜の人参を上手に保存して健康生活に役立ててください。
次に、人参の保存方法を紹介します。
人参の常温での保存方法
人参の保存方法にはポイントがあります。
立てて保存することです。
人参は収穫前の状態と同じ状態で保存すれば長持ちします。
立てにして保存する理由は、収穫前の状態のままをキープするということです。
人参を横にして保存すると、縦に伸びようとする無理なエネルギーを使い過ぎてしおれるスピードが早くなります。
人参保存用の容器に立てて保存するようにしましょう。
また、土をとらないで保存するタイプの野菜です。
じゃがいもなどの野菜は土がついていると腐りやすいですが、人参は土がついている方が長持ちします。
土付きの人参を購入したら、そのまま新聞紙にくるんで容器に立てて入れて冷暗所で保存してください。
人参は5度前後が保存に適している環境になります。
14度以下で風通しが良い冷暗所での常温保存であれば1週間程度は美味しく食べられます。
冷蔵庫の人参
人参に水がついていると傷みます。
保存するときは水分をふき取って新聞紙で1本ずつ包めば湿気も痛みも予防できます。
冷蔵庫での人参の保存方法も、冷暗所での常温保存と一緒です。
土がついたまま新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室に立てて保存すれば2週間程度は美味しく食べられます。
冷凍庫の人参
人参の冷凍庫での保存方法を紹介します。
冷凍庫で人参を保存するときには下処理をします。
ステップ1・適当な大きさにカットして少し固めにゆでます。
ステップ2・ゆでた人参を水切りしてラップに包んで冷凍用の保存袋にいれて冷凍保存します。
人参の冷凍保存期間は1~2ヶ月になります。
冷凍人参の解凍は、電子レンジを利用するかゆでなおします。
サラダに入れる時は自然解凍します。
煮物や汁ものにはそのまま入れて解凍できます。