じゃがいもはどんな料理であく抜きが必要?あく抜き方法は?
じゃがいもをあく抜きすることで美味しく食べられます。
じゃがいもは、馬鈴薯とも呼ばれるナス科ナス属の多年草の植物になります。
じゃがいもの地下茎にはデンプンが多く蓄えられています。
日本にじゃがいもはオランダから伝わったという説があります。
オランダ領ジャワ島のジャカルタを経由して伝わったことからジャガタライモと呼ばれていたようです。
江戸時代後期になると、ロシアから北海道・東北地方に伝わりました。
じゃがいもが本格的に導入されたのは明治維新後になります。
北海道の開拓に利用されたようです。
洋食の普及とともに、徐々に日本の家庭料理にもじゃがいもが使われるようになったようです。
じゃがいもは地方によって呼び方が違います。
・「きんかいも」・「にどいも(二度芋)」・「さんどいも(三度芋)」
・「南京イモ」・「五升芋」・「五斗芋」・「ごしょいも」・「さんとく(三得)」
・「じょうしゅういも(上州芋)」・「かぶたいも」・「お助けイモ」
・「善太夫芋」・「清太夫芋」などの名称があります。
じゃがいもには、有毒物質のポテトグリコアルカロイド(PGA)があります。
ポテトグリコアルカロイドは、芽の部分や緑色の皮の部分にあります。
非常に有毒な成分で、摂取すると頭痛や腹痛や嘔吐があります。
重症化することもあるので注意が必要です。
次に、じゃがいものあく抜き・栄養成分・効能・保存方法の紹介をします。
じゃがいものあく抜き
じゃがいもはあく抜きすることで美味しく食べられます。
イモ類・栗などデンプン質のものは空気にふれることで褐色に変色します。
変色すると見た目も悪くなるのでじゃがいもに含まれている灰汁(あく)抜きが大切になります。
じゃがいもの皮をむいたらスグに水に浸けます。
水にさらすことで灰汁(あく)による変色予防ができます。
じゃがいもを生で食べるときのあく抜きステップを紹介します。
ステップ1・じゃがいもは細切りします。
ステップ2・水を入れた鍋に細切りしたじゃがいもを入れます。
ステップ3・何度も水をかえてよく水にさらします。
じゃがいもの栄養・効能
じゃがいもに含まれている栄養成分は、ビタミンC・カリウム・鉄・ビタミンB1・食物繊維他などです。
じゃがいもにたくさん含まれているビタミンCは熱に強いのが特徴です。
じゃがいもに含まれているビタミンCはほうれん草やミカンと同じ量です。
じゃがいも食べて、風邪の予防・疲労の回復・肌荒れケアしませんか。
じゃがいもに含まれているカリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する働きがあります。
カリウムには、高血圧予防・長時間の運動による筋肉の痙攣予防に効果があります。
じゃがいものあく抜きをして美味しい料理で健康美人になりませんか。
じゃがいもの保存方法
じゃがいもは常温保存・冷蔵保存ができます。
常温保存するときには、直射日光が当たらない風通しが良い冷暗所にします。
じゃがいもを常温保存するときには泥をつけたままにします。
じゃがいもは水気があると腐りやすいので、紙袋や新聞紙にくんでダンボールに入れた常温保存してください。
気温が高い季節では約1週間・5℃以下の冷暗所であれば1~2ヶ月は常温保存できます。
じゃがいもは冷蔵保存もできます。
冷蔵保存する場合は冷蔵庫の野菜室に保存します。
ビニール袋に入れて野菜室で冷蔵保存すれば1~2ヶ月は賞味期限を延ばせます。
生のじゃがいもは冷凍保存できません。