キャベツの保存方法。常温、冷蔵、冷凍はできる?
キャベツはいろいろな美味しい料理に使われる緑黄色野菜です。
キャベツの上手な保存方法を知っていれば美味しい料理を楽しめます。
キャベツは、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜です。
キャベツの名前の由来は英語で語源はフランス語になります。
世界中で食べられている緑黄色野菜のキャベツは60種を超える品種があるようです。
日本でも数多くの品種が栽培されています。
日本での人気のキャベツには、グリーンボール・札幌大球(サッポロタイキュウ)・サボイキャベツ・ムラサキキャベツ・エンスイキャベツ・ハボタンなどがあります。
グリーンボールは丸玉とも呼ばれるキャベツです。
グリーンボールは1kg程度の小ぶりのボール型をしています。
葉につやがあって内部まで緑色をしています。
葉は肉厚で柔らかいので人気があります。
札幌大球(サッポロタイキュウ)は北海道札幌市発祥の巨大なキャベツです。
一般的に店頭に並んでいるキャベツの重さが1kg前後なのに対して、札幌大球はその10kgを超えるものもあります。
葉が柔らかくて甘味が強いのが特徴です。札幌大球は様々な料理に向いています。
サボイキャベツ は、グラッドやちりめんキャベツとも呼ばれています。
縮れた葉が肉厚で緑色が濃いのが特徴です。
普通のキャベツに比べて繊維が多く葉が硬いので長時間の煮込み料理に使われます。
ムラサキキャベツは赤キャベツとも呼ばれています。
色合いの美しさからサラダに用いられることが多いようです。
エンスイキャベツ はたけのこ型キャベツとも呼ばれています。
ハボタンは花キャベツとも呼ばれています。
ハボタンは食用ではなく葉を観賞するキャベツです。
次に、キャベツの常温・冷蔵・冷凍保存方法について紹介します。
キャベツ
キャベツの保存方法には常温・冷蔵・冷凍保存などがあります。
キャベツの葉は柔らかくて癖のない味なのでいろいろな食べ方ができます。
キャベツの食べ方には、生食・煮物・蒸し料理・炒め物・漬物などがあります。
健康食品や医薬品にも使われています。
キャベツにはビタミンCやビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成をサポートします。
キャベツにはキャベジンと呼ばれるビタミンUも含まれています。
ビタミンUには、胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があります。
紫キャベツやレッドキャベツにはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれています。
キャベツは低温化(0~5℃)での保存に適した野菜です。
冬季には常温保存ができますが気温が高い春季・夏季・秋季には冷蔵保存をおススメします。
常温保存する時には直射日光を避けて風通しの良い冷暗所に保存してください。
冷暗所に長期常温保存するときには芯抜きをすると長持ちします。
常温保存の賞味期限は1~2週間です。
キャベツの冷蔵保存方法
キャベツの保存方法には冷蔵保存があります。
キャベツ1玉をまるまる冷蔵保存する時には芯抜きをしてください。
キャベツを長期保存する場合は芯抜きをします。
芯があると栄養分が奪われて傷みが早くなります。
長期保存予定のキャベツの芯は必ず取り除きます。
キャベツの芯の部分をナイフなどでくりぬいて、濡らしたキッチンペーパーや脱脂綿などを芯のあった部分に詰め込みます。
芯抜きしたキャベツを軽く濡らした新聞紙&キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れます。
ポリ袋の口は、キャベツに呼吸させるために軽く口を閉めます。
キャベツの芯のあった部分を下にして冷蔵庫の野菜室で保存してください。
芯の部分に詰めた濡らした脱脂綿やキッチンペーパーは乾かないように気を付けてください。
定期的に水をしみ込ませるか交換します。
冷蔵保存したキャベツを使う時には、外側から1枚ずつ葉を剥がして使用します。
冷蔵保存の賞味期限は1週間~1ヶ月です。
キャベツの冷凍保存方法
キャベツの保存方法には冷凍保存があります。
冷凍保存する場合はカットします。
キャベツの芯を抜いてザク切りにするか千切りにします。
カットしたキャベツを15秒ほど茹でて水切りします。
水気をとったキャベツを冷凍保存用のシップ付き袋にいれて空気を抜いて密閉して冷凍保存します。
冷凍保存したキャベツの賞味期限は2週間~1ヶ月です。