半夏生(はんげしょう)の時期とタコ、鯖、うどんを食べる理由

半夏生は「はんげしょう」と読みます。

半夏生は雑節(ざつせつ)の1つになります。

雑節とは、季節の移り変りをより適確に掴むために二十四節気・五節句などの暦日の他に設けられた特別な暦日になります。

雑節は半夏生を加えて9つあります。

「節分」・「彼岸」・「社日」・「八十八夜」・「入梅」・「半夏生」・「土用」・「二百十日」・「二百二十日」などです。

半夏生は、七十二候の1つの「半夏生(はんげしょうず)」から作られた暦日になります。

半夏生は、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃になります。

半夏生は、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が化粧しているように半分白くなる頃とする説もあるようです。

半夏生の頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」と言います。

「半夏雨」は大雨になることが多く地域によっては「半夏水(はんげみず)」ともいわれています。

 

次に、半夏生の各地の風習・半夏生はいつ頃・半夏生の食べ物などの紹介をします。

 

半夏生の風習

 

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半夏生の風習を紹介します。

半夏生は、かつては農家にとっては大事な節目の日でした。

半夏生の日までに「畑仕事を終える」・「水稲の田植えを終える」を目安にして、半夏生の日から5日間は休みとする地方もあるようです。

半夏生の日は天から毒気が降ると言われています。

空から毒気が降るのに備えて井戸や泉に蓋をして、毒草が生えるので半夏生の日に採った野菜や山菜は食べてはいけないとされたようです。

日本各地に風習が残っています。

半夏生の風習は、三重県の熊野地方や志摩地方・奈良県の香芝市周辺・大阪府南河内地方・福井県大野市・群馬県の一地方・長野県の小川村や佐久地域などに残っています。

次に、半夏生はいつ頃?・半夏生の食べ物などの紹介をします。

 

半夏生の時期

 

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半夏生はいつ頃になるのでしょうか。

昔は、半夏生は夏至から数えて11日目とされていました。

現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっています。

半夏生は毎年7月2日頃になります。

・2010~2011年は7月2日・2012年は7月1日

・2013~2015年は7月2日・2016年は7月1日

・2017年は7月2日でした。

2018年の半夏生は7月2日になります。

次に、半夏生の食べ物の紹介をします。

 

半夏生の食べ物

 

半夏生はいつ頃か聞かれたら、夏至から数えて11日目やだいたい7月2日頃と答えると良いかもしれません。

次に、半夏生の食べ物を紹介します。

半夏生に食べる物では「たこ」が知られています。

半夏生に食べるものは各地方で異なります。

近畿地方には「たこ」を食べる習慣がある地域があります。

現在は、近畿地方では各地の小売店が半夏生の「たこ」の販促活動に力を入れているようです。

近畿地方では半夏生に「たこ」を食べますが、讃岐地方では「うどん」を食べます。

福井県の大野市では半夏生に「焼き鯖」を食べる習慣があります。

奈良の香芝市周辺や大阪の南河内地方には、小麦を混ぜた餅を食べる習慣があります。

長野県の小川村には「芋汁」を食べる習慣があります。