処暑(しょしょ)の意味、時期、食べ物
処暑(しょしょ)は、二十四節気の第14になります。
処暑は、暑さが峠を越えて後退し始めるころを意味しています。
処暑は、二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされてもいます。
日本の2018年の処暑は8月23日です。
1797年~1991年までは8月23日と8月24日のいずれかでしたが、1992年~2023年までの処暑は8月23日です。
2024年以降の処暑は、8月22日と8月23日のいずれかになるようです。
「暦便覧」では処暑のことを「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明しています。
二十四節気では立秋と白露の間に処暑があります。
二十四節気とは、1年を24等分してその分割点を含む日に季節を表す名称を付したものです。
二十四節気は中国で考案された季節の区分手法のひとつです。
二十四節気では、12の「節気」と12の「中気」に1年を分類しています。
12の「節気」と12の「中気」には季節を表す名前がついています。
重要な「節気」の立春・立夏・立秋・立冬と、重要な「中気」の夏至・冬至・春分・秋分は八節(はっせつ)と言われます。
次に、処暑の季節・処暑の食べ物・処暑の意味などの紹介をします。
処暑の季節
処暑の季節は、立秋も過ぎて暑さも止まって残暑の時期になります。
元来は、太陽黄経が150度に達した日に始まり「白露」の前日までの約15日間になります。
現行暦ではその期間の第1日目を指します。
2023年までの処暑は8月23日です。
西洋占星術では、処暑を処女宮(おとめ座)の始まりとしているようです。
次に、処暑の食べ物・処暑の意味などの紹介をします。
処暑の食べ物
処暑は夏バテになりやすい時期です。
処暑の時期に店頭に並ぶ人気の魚は「さんま」です。
脂がのっている新鮮な「さんま」は、塩を振って焼くだけで抜群に美味しいですね。
新鮮な「さんま」は中のワタごと焼いて食べられます。
チョットした苦みが美味しいという人も多いようです。
処暑の頃の旬の野菜には「茄子」があります。
昔からの諺に“秋ナスは嫁に食わすな」というのがあります。
この諺は美味しい茄子は嫁に食べさせるなという意味ではなく、美味しくて食べ過ぎて体を壊すので控えさせる意味も含まれているようです。
茄子は水分が豊富な野菜なので、体温を下げる働きもあります。
夏の暑い時期に美味しい茄子を食べて夏バテに負けないようにしてください。
次に、処暑の意味や使い方を紹介します。
処暑の意味
処暑の意味には、暑さが落ち着く時期や暑さがやむ時期の意味があります。
処暑のころは、朝夕の冷気を感じられる時期になります。
処暑は昔から台風が来やすい時期と考えられています。
処暑は、立春から数えて210日目の「二百十日」や立春から数えて220日目の「二百に十日」とともに「台風特異日」とも言われています。