アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの違い。ラクトの意味

アイスクリームとラクトアイスとアイスミルクの違いが気になります。

ガリガリ君はラクトアイスだという人もいますが本当でしょうか？

アイスクリームの英語表記は「ｉｃｅ　ｃｒｅａｍ」になります。

アイスクリームは牛乳などを原料にしたお菓子です。

牛乳を冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状にして凍らせたお菓子になります。

アイスクリームの中で柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれています。

アイスクリームの原材料は、乳製品・糖分・油脂・安定剤・乳化剤・香料になります。

日本では乳固形分及び乳脂肪分の含有量が多いものをアイスクリームと呼びます。

乳固形分及び乳脂肪分の含有量がアイスクリームより少ないのものをアイスミルクやラクトアイスと呼んでいます。

広義の「アイスクリーム類」は、アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスになります。

次に、アイスクリームとラクトアイスとアイスミルクの違いや、ガリガリ君はラクトアイスなの？などの紹介をします。

ラクトアイス

アイスクリームとラクトアイスとアイスミルクの違いを分かるために、ラクトアイスの概要を紹介します。

日本でのアイスクリーム類と氷菓は「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」（乳等省令）と「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」で分類されています。

乳等省令でラクトアイスの分類されるのは次の定義になります。

ラクトアイスは、乳固形分３％以上のものです。

ラクトアイスは乳固形分がアイスミルクより少なくなっています。

乳固形分が少ないラクトアイスでも、カロリーがアイスクリームやアイスミルクより高い製品もあります。

カロリーが高いラクトアイスは、アイスクリームの風味を出すため植物系油脂を混合するなどして脂肪分を補った製品です。

次に、アイスミルクやガリガリ君やガリガリ君はラクトアイス？などの紹介をします。

アイスクリームとラクトアイスとアイスミルクの違いを分かるためにアイスミルクの概要を紹介します。

アイスミルクの乳等省令の定義は、乳固形成分１０％以上で、うち乳脂肪分３％以上のものになります。

アイスクリームが乳固形分１５％以上で、乳脂肪分８％以上なので、アイスミルクはアイスクリームよりも乳固形分と乳脂肪分の含有量が少なくなります。

次に、ガリガリ君・ガリガリ君はラクトアイス？などの紹介をします。

アイスクリームとラクトアイスとアイスミルクの違いは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で定義されている乳固形分と乳脂肪分の含有量でした。

ガリガリ君はラクトアイスなの？と気にしている人もいるのでガリガリ君の概要を紹介します。

ガリガリ君は、赤城乳業が製造・販売している「氷菓」になります。

「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」の「氷菓」の定義は、

・糖液若しくはこれに他食品を混和した液体を凍結したもの

・食用氷を粉砕し、これに糖液若しくは他食品を混和し再凍結したものになります。

「氷菓」のガリガリ君には乳固形分の含有がないのでラクトアイスではありませんね。